放課後の不適格者
いよいよ明後日がアクアプラス祭ですね!
日曜日行かれる方は一緒に楽しみましょー!
土曜日の方はどうぞ楽しんでください!(ネタバレは見ないですけどね!)
ゲームデータ
タイトル:放課後の不適格者
発売元:Nostalgic Chord
発売日:2014/04/25
ヒロイン:4
END:4(事実上1)
CG:85
MUSIC:33
SCENE:12
属性:学園モノ・シリアス系・ループ
インストール容量:2.93GB
備考:なし
ストーリー
私立秋華学園。
何の変哲も無い、地方の名門校。
そこに通う常盤イツカ。彼もまた、普通の学生で。
彼が在籍しているクラス、三年A組もまた、普通のクラスである・・・はずだった。
この学園においてこのクラスだけは、他のクラスとは異なる空気を放っていた。
クラス内において目立つ空席。
挙動不審なくらいに何かに怯えている学生。
そして、時折ひどく精神的に不安定になり学園に来なくなるイツカ。
このクラスが初めからこうだったわけではない。
何の因果があってこのような、血の臭いがどこかに潜んでいるようになってしまったのか。
そして、今日もまた―――誰かがクラスから消える。

感想
明らかに上の書き方はミスリードしてしまった気がしないでもない^^
ストーリーについて。
ある時事件に巻き込まれてしまったクラスの学生たちが、体表に紋様が現れると異形のモノに変化してしまうようになる。
自我を失うと、無関係な人々を巻き込んでしまう。それを阻止するために、唯一不思議な力を持つが変化しなかった主人公のイツカによって倒されていくお話なわけですが。
端的にいえば、ループ物ということで物語の根幹にあるのはイツカと転校生の少女の巡り会いだったりするわけです。
それだけだとアーハイハイループものね、っとなるわけなんですが。
ここで他の同じタイプのものと違う点といえば、『みんなが等しく絶望を背負っていること』そして『主人公に対して申し訳なく思っている事』という点です。
1つ目に付いてですが皆が同じ境遇であるが故に、異常事態であるけれども保たれるクラス内の秩序。
従来であれば、最初の事件が発生してからの経過をそのまま追っていく事で世界観に対してダメージを与えていくのが主流、つまるところ段々皆の性格が崩壊していって狂っていく感じというのを描くパターンが多いのですが。
ゲーム開始時には既にクラスの半分以上がいなくなっているために、まるで激動の壮年期を乗り越えた後の老後生活状態のような妙な穏やかさが世界観を覆っています。
これがなんとも気持ち悪い。不思議な感覚です。
続いて、2つ目のクラスメイト達を殺さなければならないという因果を背負ってしまった主人公に対して申し訳ないと感じている点。
クラスメイトと同じ類の力を持ちながらも、異形のモノにならなかった主人公がクラスメートを殺していくわけです。
通常(の学生)であれば、「何でお前だけ!」みたいな主人公に対して嫉妬、対立感情が湧くと思うのですが。前述の理由が影響しているのか、全くそういったことはなく。
いや、もしかしたら本編開始前の段階ではそういう状況が起こったのかもしれませんが、兎にも角にも皆穏やかな境地で殺されていくわけです。
いや、まっことおかしい。
別の倫理が蠢くセカイに迷い込んでしまったかのようなサイコ感を与えられました。怖すぎ。
最後の締め方についてはこう、もやっとする感じでしたね。
全てが解決したわけではなく、一先ずは・・・って感じが否めない。
オススメのヒロイン攻略順序としては、(そもそも縛りがないのかどうかはわかりませんが)
幼馴染⇒クラスメートA⇒先生⇒転校生ですね。
キャラクターについて。
ヒロインは4人ですが、登場人物はもっと多いです。
この中でメインヒロインであるのは幼馴染・・・ではなく、転校生の少女・晴香でしょう。
このヒロインは大健闘です。何が凄いって、何が凄いんだろ・・・。
普通であれば主人公のせいでトラウマ抱えまくりの不遇なヒロインであるはずなのに、持ち前の(?)正義感からかまたは別の何かによって見事に舞台上に上がってくれるわけですから。
彼女を評価せずして、他のヒロインは評価できないでしょう。
幼馴染ヒロインは、双子でありつつも姉はルートがあり主人公と恋人になるのに対して妹は序盤の語り手であると共に、主人公に対して最も深く傷を付ける事になる人物であります。
別のヒロインのルートではヒロインでないにも拘らず投影されるなど、いかに主人公に対して傷を与えているかがわかります。
ストーリーとして見れば、進行上重要なのはルートのある姉ではなく早々に退場する妹であるわけです。
姉不憫。
さてさて、幼馴染妹の影響を色濃く受けたクラスメイトAのルート。
はからずも謎の奇跡が発生し、一度主人公たちに希望の光を与えるヒロインです。
ただし・・・(後の事はお察しください)
そして4人目の先生ヒロイン。
冒頭から主人公と肉体関係を持ち、ルートに入るまで主人公の心を癒せない幼馴染に代わって共通ルートの段階から既にヒロインとしては一歩先んじている感じがあります。
彼女の存在は、このゲームにおいて第三者の存在を思い起こさせてくれます。そういえば、ここは隔絶された世界ではなく普通のセカイであると。
ルートの中身についてはさておき、婚約者を持ちつつも教え子のために(文字通り)身を捧げるとは教え子思いにも限度があるというものです。びっくりです。
その他のサブキャラクターについてはなんと驚くべき事にほぼ全員についてカップルが成立しているという!!
これが吊り橋効果・・・影響したのは全員ではなくて一部だけですが。
いわゆる交際関係にあるサブキャラたちが主人公に倒されるときの最後まで幸せそうな感じが凄い。
なるほど、これがリア充が世界に打ち勝った瞬間かと思わせてくれます。
システム面について。
基本的なものは全てそろっています。
BGVや選択肢固定などの所謂エロ要素セットは付いていません。
選択肢スキップはショートカットキー初期設定が未設定状態です。
総評
エロさを求めて買うゲームじゃないことは言うに及ばず。
ちょっとおかしなセカイに放り込まれたくなったらどうぞ。
紹介
日曜日行かれる方は一緒に楽しみましょー!
土曜日の方はどうぞ楽しんでください!(ネタバレは見ないですけどね!)
ゲームデータ
タイトル:放課後の不適格者
発売元:Nostalgic Chord
発売日:2014/04/25
ヒロイン:4
END:4(事実上1)
CG:85
MUSIC:33
SCENE:12
属性:学園モノ・シリアス系・ループ
インストール容量:2.93GB
備考:なし
ストーリー
私立秋華学園。
何の変哲も無い、地方の名門校。
そこに通う常盤イツカ。彼もまた、普通の学生で。
彼が在籍しているクラス、三年A組もまた、普通のクラスである・・・はずだった。
この学園においてこのクラスだけは、他のクラスとは異なる空気を放っていた。
クラス内において目立つ空席。
挙動不審なくらいに何かに怯えている学生。
そして、時折ひどく精神的に不安定になり学園に来なくなるイツカ。
このクラスが初めからこうだったわけではない。
何の因果があってこのような、血の臭いがどこかに潜んでいるようになってしまったのか。
そして、今日もまた―――誰かがクラスから消える。

感想
明らかに上の書き方はミスリードしてしまった気がしないでもない^^
ストーリーについて。
ある時事件に巻き込まれてしまったクラスの学生たちが、体表に紋様が現れると異形のモノに変化してしまうようになる。
自我を失うと、無関係な人々を巻き込んでしまう。それを阻止するために、唯一不思議な力を持つが変化しなかった主人公のイツカによって倒されていくお話なわけですが。
端的にいえば、ループ物ということで物語の根幹にあるのはイツカと転校生の少女の巡り会いだったりするわけです。
それだけだとアーハイハイループものね、っとなるわけなんですが。
ここで他の同じタイプのものと違う点といえば、『みんなが等しく絶望を背負っていること』そして『主人公に対して申し訳なく思っている事』という点です。
1つ目に付いてですが皆が同じ境遇であるが故に、異常事態であるけれども保たれるクラス内の秩序。
従来であれば、最初の事件が発生してからの経過をそのまま追っていく事で世界観に対してダメージを与えていくのが主流、つまるところ段々皆の性格が崩壊していって狂っていく感じというのを描くパターンが多いのですが。
ゲーム開始時には既にクラスの半分以上がいなくなっているために、まるで激動の壮年期を乗り越えた後の老後生活状態のような妙な穏やかさが世界観を覆っています。
これがなんとも気持ち悪い。不思議な感覚です。
続いて、2つ目のクラスメイト達を殺さなければならないという因果を背負ってしまった主人公に対して申し訳ないと感じている点。
クラスメイトと同じ類の力を持ちながらも、異形のモノにならなかった主人公がクラスメートを殺していくわけです。
通常(の学生)であれば、「何でお前だけ!」みたいな主人公に対して嫉妬、対立感情が湧くと思うのですが。前述の理由が影響しているのか、全くそういったことはなく。
いや、もしかしたら本編開始前の段階ではそういう状況が起こったのかもしれませんが、兎にも角にも皆穏やかな境地で殺されていくわけです。
いや、まっことおかしい。
別の倫理が蠢くセカイに迷い込んでしまったかのようなサイコ感を与えられました。怖すぎ。
最後の締め方についてはこう、もやっとする感じでしたね。
全てが解決したわけではなく、一先ずは・・・って感じが否めない。
オススメのヒロイン攻略順序としては、(そもそも縛りがないのかどうかはわかりませんが)
幼馴染⇒クラスメートA⇒先生⇒転校生ですね。
キャラクターについて。
ヒロインは4人ですが、登場人物はもっと多いです。
この中でメインヒロインであるのは幼馴染・・・ではなく、転校生の少女・晴香でしょう。
このヒロインは大健闘です。何が凄いって、何が凄いんだろ・・・。
普通であれば主人公のせいでトラウマ抱えまくりの不遇なヒロインであるはずなのに、持ち前の(?)正義感からかまたは別の何かによって見事に舞台上に上がってくれるわけですから。
彼女を評価せずして、他のヒロインは評価できないでしょう。
幼馴染ヒロインは、双子でありつつも姉はルートがあり主人公と恋人になるのに対して妹は序盤の語り手であると共に、主人公に対して最も深く傷を付ける事になる人物であります。
別のヒロインのルートではヒロインでないにも拘らず投影されるなど、いかに主人公に対して傷を与えているかがわかります。
ストーリーとして見れば、進行上重要なのはルートのある姉ではなく早々に退場する妹であるわけです。
姉不憫。
さてさて、幼馴染妹の影響を色濃く受けたクラスメイトAのルート。
はからずも謎の奇跡が発生し、一度主人公たちに希望の光を与えるヒロインです。
ただし・・・(後の事はお察しください)
そして4人目の先生ヒロイン。
冒頭から主人公と肉体関係を持ち、ルートに入るまで主人公の心を癒せない幼馴染に代わって共通ルートの段階から既にヒロインとしては一歩先んじている感じがあります。
彼女の存在は、このゲームにおいて第三者の存在を思い起こさせてくれます。そういえば、ここは隔絶された世界ではなく普通のセカイであると。
ルートの中身についてはさておき、婚約者を持ちつつも教え子のために(文字通り)身を捧げるとは教え子思いにも限度があるというものです。びっくりです。
その他のサブキャラクターについてはなんと驚くべき事にほぼ全員についてカップルが成立しているという!!
これが吊り橋効果・・・影響したのは全員ではなくて一部だけですが。
いわゆる交際関係にあるサブキャラたちが主人公に倒されるときの最後まで幸せそうな感じが凄い。
なるほど、これがリア充が世界に打ち勝った瞬間かと思わせてくれます。
システム面について。
基本的なものは全てそろっています。
BGVや選択肢固定などの所謂エロ要素セットは付いていません。
選択肢スキップはショートカットキー初期設定が未設定状態です。
総評
エロさを求めて買うゲームじゃないことは言うに及ばず。
ちょっとおかしなセカイに放り込まれたくなったらどうぞ。
紹介
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- 天ノ空レトロスペクト (2015/11/13)
- あねよめカルテット (2015/10/30)
天ノ空レトロスペクト
いよいよ月末に大アクアプラス祭を控えて生活モチベーションが跳ね上がっております、管理人です。
いやー、楽しみすぎるんですが^^
当選したチケットの座席を見ても良いところなのかどうなのかは全然分からないですが。
俄然楽しみになってきました。
ゲームデータ
タイトル:天ノ空レトロスペクト
発売元:Glace
発売日:2015/10/30
ヒロイン:4
END:4
CG:81
MUSIC:24
SCENE:12
属性:学園モノ
インストール容量:2.22GB
備考:修正パッチ
ストーリー
主人公・藤堂シキミは掃除部の部員である。
掃除部、と言っても学園のための奉仕ボランティア団体というわけでもなく学生が自主的に設立した部活である。
ある日、異世界への扉が学園に併設されている建物にあるという噂を聞く。
その異世界には、自分が知りたいと思う全ての情報が収められている図書館があるというのだ。
その話を聞く少し前に、不自然な記憶の欠落を感じていたシキミたちはその噂があると言う建物に向かう事に。
結果として、異世界への扉は"在った"。
リメンブランスと呼称されるその場所には、たくさんの書物と神様がいた。
神様―シキミたちのすむ街、天ノ空市の産土神と名乗る少女・アマホシに協力を求められた。
曰く、「街の記憶を探して欲しい」。
リメンブランスは人々の共通認識を保管する場所、所謂アカシックレコードの概念が具現化した世界である。
ここには、過去・現在・未来の全ての記憶が保管されているのだ。
ところが、産土神が記しリメンブランスに所蔵されている本、『祇典』が街に散らばってしまい人々の共通認識を歪めてしまっているというのだ。
共通認識が歪んでしまうと、元々の常識とは乖離した都市伝説のようなものが具現化してしまうのである。
それらは現実世界において、怪異として人々の前に姿を現す。
そして、その怪異が人々の間で現実のものであるとして定着してしまうとどうしようもない状態になってしまうのだ。
シキミたちは、己の思い出を取り戻すため、街のためにアマホシに協力して祇典の回収を手伝う事になったのだった・・・。
(※公式のバナーが消失しているためバナー無し)
感想
レトロスペクト:回顧・追想
リメンブランス:記憶・思い出・追憶
まあ見事に物語の根底に置かれているのは哲学です。
サブタイトルの、
A book attempts to its taste, some book swallowing, book few there should be digested in a good bite.
がうまく訳せなかったのが悔しい限り。
ストーリーについて。
色々と概念が混成されている感じのストーリーになっています。
主人公たちの身近に起きる様々な怪奇現象を打ち払っていく事で当初の目的である『祇典』の回収を進めるわけです。
物語の土台となっている哲学的要素の詰め込み方は非常に優れていると思われる。
こういう感じの『マンガでわかる~』系統のエロゲver、というと少し語弊があるが触りだけ感じられるような作品があるとやっていて面白いなと思うので高評価。
管理人は哲学専攻とかではなく全くの無知でありけるのですが。だから、ゼノンのパラドックスが弁証法の創始者であるとアリストテレスに呼ばれたゼノンによって提唱されたとか、無限の猿定理がどうこうとかはここで聞きかじった程度の知識しかありません。
逆に言えばそういった前提知識が無い人でもプレイできると言う点ではよい流れになっていると思います。
しかしそういったものが余り好きではない人(恐らくそういう人はこの界隈にはあまりいないのではないかと思うのだけれど)には眠くなる文章の羅列であると感じ取られるかもしれない。
また、下手に哲学を知っている人とかであれば物足りなさとかを感じるのかもしれない。
とまあここまでは文章≒テーマとしての評価であった。
次はエロゲとしての評価をする。
イマドキ1ヒロインに対して3回しか回想シーンがないと言うのは如何せんどうかと思うのだけれど。
しかも、ヒロインごとの個別シナリオの出来に差が在るような気がしてならない。
この差という要因はもしかすると攻略順序を策定させる上で有効な手段であるのかもしれないが。
エロゲとしての求められている要素は決して満足度は高くないような気もする。
攻略順序について
各ルートを区分するとしたら、大きく二つに分けられる。
それを分けるキーワードとは、アマホシと対を成す存在である産土神・ソラミの関与の有無である。
ソラミが関与するルートはアマホシ、ひまりそして深澄である。
関与しないルートはしのんのみだ。
しのんのルートにおいては更にまた別の神が登場すると言う散らかしていく気マンマンのルートであるわけだが。
また、関与の仕方にも差がある。
深澄のルートにおいては事実上大きく影響を齎さざるを得ないのだが。
ひまりのルートにおいて登場する意味はと言えば神通力を発揮できる者がソラミしかいなかったからであろうと推測される。
しのんルートにおける神がひまりに干渉しないのは干渉する意味がないからで、つまり利害関係が無いからであると思われるのだがもしそうであるなら、しのん神の目的を果たすためという理由でひまりルートに干渉することが出来たのではないかと考える。
脈絡の無いことを延々と書いてしまったが、要するに何を求めようとしたかと言えば攻略順序である。
ソラミがキーパーソンであるということを踏まえ、ソラミが関係しないルートから先にやる事が薦められる。
次に、ソラミが登場した上での影響の齎し方を考えると唯のボスであったひまりルート、大ボスの深澄ルート、そして味方であったアマホシルート。
最後に、ヒロイン間での作中における重要度を踏まえると。
攻略順序は
しのん⇒ひまり⇒深澄⇒アマホシ
というのが妥当である気がする。
ひまりルートにおけるソラミと深澄ルートにおけるソラミの違いは、主人公の進路がどのようになっているかが要因であると思われる。まあ最大の要因は所詮ひまりはソラミにとっては取るに足らないその他大勢+1ランクくらいの存在であったからだと思うが。
キャラクターについて。
このヒロインズ、深澄としのんの2強である。
しのんはうん、魅力値高い。
まあヒロインこれだけいたら一人はこういう設定だよな、みたいな感じの属性持ちでありますが、そうでなくともルートにおける行動原理とかポジションとか凄く良い感じ。
深澄はもうなんだろうか、前提条件として一人勝ちな感じですね。
ただそこにいるだけでメインヒロイン。それが彼女ですね。
それに対してアマホシ・ひまりェ・・・。
アマホシは日常パートにおいて凄く魅力的な登場人物です。『不敬なっ』とか言われそうですが。
唯、個別で攻略するほどかと言われるとうーんうーん。
ひまりは何故かわからないですが魅力値が足りない。
何でだろうか。よくわからないですが。なんだかチャチさを感じるそんなヒロイン。
(ひまりファンの人いたらごめんなさい)
あとサブキャラのほうと言えば。
年上組はどれも良い感じ。後は神グループも。(若干善神に偏りすぎてるきらいはありますが)
同年代組は、エリちゃんが凄くいい味出してる。
戦犯は難波くん、君だ。
イマイチ立ち位置がよくわかっていない感じがします。
エリ×しのんのやりとりが凄く面白いのに何故シキミ×難波のやりとりが面白くないのだろうか。
存在がスベってるキャラとでも呼べば良いのか。
システム面について。
特筆する点は皆無。
エロ重視仕様でもない。
かつてはオーソドックスといわれていたコンフィグ実装ですね。(最近のプレイゲームの傾向で若干自分の中でのハードル上がってる気はしますが)
総評
深澄、しのんがいなけりゃ買わなかったこのゲームですが。
プレイした結果、深澄+しのん+ストーリー根底の哲学的要素が自らの購入動機であると言えると思います。
キャラがかわいくて興味あるor頭を使わなくて良いようなシナリオのゲームに飽きた方にはオススメできると思います。
紹介
いやー、楽しみすぎるんですが^^
当選したチケットの座席を見ても良いところなのかどうなのかは全然分からないですが。
俄然楽しみになってきました。
ゲームデータ
タイトル:天ノ空レトロスペクト
発売元:Glace
発売日:2015/10/30
ヒロイン:4
END:4
CG:81
MUSIC:24
SCENE:12
属性:学園モノ
インストール容量:2.22GB
備考:修正パッチ
ストーリー
主人公・藤堂シキミは掃除部の部員である。
掃除部、と言っても学園のための奉仕ボランティア団体というわけでもなく学生が自主的に設立した部活である。
ある日、異世界への扉が学園に併設されている建物にあるという噂を聞く。
その異世界には、自分が知りたいと思う全ての情報が収められている図書館があるというのだ。
その話を聞く少し前に、不自然な記憶の欠落を感じていたシキミたちはその噂があると言う建物に向かう事に。
結果として、異世界への扉は"在った"。
リメンブランスと呼称されるその場所には、たくさんの書物と神様がいた。
神様―シキミたちのすむ街、天ノ空市の産土神と名乗る少女・アマホシに協力を求められた。
曰く、「街の記憶を探して欲しい」。
リメンブランスは人々の共通認識を保管する場所、所謂アカシックレコードの概念が具現化した世界である。
ここには、過去・現在・未来の全ての記憶が保管されているのだ。
ところが、産土神が記しリメンブランスに所蔵されている本、『祇典』が街に散らばってしまい人々の共通認識を歪めてしまっているというのだ。
共通認識が歪んでしまうと、元々の常識とは乖離した都市伝説のようなものが具現化してしまうのである。
それらは現実世界において、怪異として人々の前に姿を現す。
そして、その怪異が人々の間で現実のものであるとして定着してしまうとどうしようもない状態になってしまうのだ。
シキミたちは、己の思い出を取り戻すため、街のためにアマホシに協力して祇典の回収を手伝う事になったのだった・・・。
(※公式のバナーが消失しているためバナー無し)
感想
レトロスペクト:回顧・追想
リメンブランス:記憶・思い出・追憶
まあ見事に物語の根底に置かれているのは哲学です。
サブタイトルの、
A book attempts to its taste, some book swallowing, book few there should be digested in a good bite.
がうまく訳せなかったのが悔しい限り。
ストーリーについて。
色々と概念が混成されている感じのストーリーになっています。
主人公たちの身近に起きる様々な怪奇現象を打ち払っていく事で当初の目的である『祇典』の回収を進めるわけです。
物語の土台となっている哲学的要素の詰め込み方は非常に優れていると思われる。
こういう感じの『マンガでわかる~』系統のエロゲver、というと少し語弊があるが触りだけ感じられるような作品があるとやっていて面白いなと思うので高評価。
管理人は哲学専攻とかではなく全くの無知でありけるのですが。だから、ゼノンのパラドックスが弁証法の創始者であるとアリストテレスに呼ばれたゼノンによって提唱されたとか、無限の猿定理がどうこうとかはここで聞きかじった程度の知識しかありません。
逆に言えばそういった前提知識が無い人でもプレイできると言う点ではよい流れになっていると思います。
しかしそういったものが余り好きではない人(恐らくそういう人はこの界隈にはあまりいないのではないかと思うのだけれど)には眠くなる文章の羅列であると感じ取られるかもしれない。
また、下手に哲学を知っている人とかであれば物足りなさとかを感じるのかもしれない。
とまあここまでは文章≒テーマとしての評価であった。
次はエロゲとしての評価をする。
イマドキ1ヒロインに対して3回しか回想シーンがないと言うのは如何せんどうかと思うのだけれど。
しかも、ヒロインごとの個別シナリオの出来に差が在るような気がしてならない。
この差という要因はもしかすると攻略順序を策定させる上で有効な手段であるのかもしれないが。
エロゲとしての求められている要素は決して満足度は高くないような気もする。
攻略順序について
各ルートを区分するとしたら、大きく二つに分けられる。
それを分けるキーワードとは、アマホシと対を成す存在である産土神・ソラミの関与の有無である。
ソラミが関与するルートはアマホシ、ひまりそして深澄である。
関与しないルートはしのんのみだ。
しのんのルートにおいては更にまた別の神が登場すると言う散らかしていく気マンマンのルートであるわけだが。
また、関与の仕方にも差がある。
深澄のルートにおいては事実上大きく影響を齎さざるを得ないのだが。
ひまりのルートにおいて登場する意味はと言えば神通力を発揮できる者がソラミしかいなかったからであろうと推測される。
しのんルートにおける神がひまりに干渉しないのは干渉する意味がないからで、つまり利害関係が無いからであると思われるのだがもしそうであるなら、しのん神の目的を果たすためという理由でひまりルートに干渉することが出来たのではないかと考える。
脈絡の無いことを延々と書いてしまったが、要するに何を求めようとしたかと言えば攻略順序である。
ソラミがキーパーソンであるということを踏まえ、ソラミが関係しないルートから先にやる事が薦められる。
次に、ソラミが登場した上での影響の齎し方を考えると唯のボスであったひまりルート、大ボスの深澄ルート、そして味方であったアマホシルート。
最後に、ヒロイン間での作中における重要度を踏まえると。
攻略順序は
しのん⇒ひまり⇒深澄⇒アマホシ
というのが妥当である気がする。
ひまりルートにおけるソラミと深澄ルートにおけるソラミの違いは、主人公の進路がどのようになっているかが要因であると思われる。まあ最大の要因は所詮ひまりはソラミにとっては取るに足らないその他大勢+1ランクくらいの存在であったからだと思うが。
キャラクターについて。
このヒロインズ、深澄としのんの2強である。
しのんはうん、魅力値高い。
まあヒロインこれだけいたら一人はこういう設定だよな、みたいな感じの属性持ちでありますが、そうでなくともルートにおける行動原理とかポジションとか凄く良い感じ。
深澄はもうなんだろうか、前提条件として一人勝ちな感じですね。
ただそこにいるだけでメインヒロイン。それが彼女ですね。
それに対してアマホシ・ひまりェ・・・。
アマホシは日常パートにおいて凄く魅力的な登場人物です。『不敬なっ』とか言われそうですが。
唯、個別で攻略するほどかと言われるとうーんうーん。
ひまりは何故かわからないですが魅力値が足りない。
何でだろうか。よくわからないですが。なんだかチャチさを感じるそんなヒロイン。
(ひまりファンの人いたらごめんなさい)
あとサブキャラのほうと言えば。
年上組はどれも良い感じ。後は神グループも。(若干善神に偏りすぎてるきらいはありますが)
同年代組は、エリちゃんが凄くいい味出してる。
戦犯は難波くん、君だ。
イマイチ立ち位置がよくわかっていない感じがします。
エリ×しのんのやりとりが凄く面白いのに何故シキミ×難波のやりとりが面白くないのだろうか。
存在がスベってるキャラとでも呼べば良いのか。
システム面について。
特筆する点は皆無。
エロ重視仕様でもない。
かつてはオーソドックスといわれていたコンフィグ実装ですね。(最近のプレイゲームの傾向で若干自分の中でのハードル上がってる気はしますが)
総評
深澄、しのんがいなけりゃ買わなかったこのゲームですが。
プレイした結果、深澄+しのん+ストーリー根底の哲学的要素が自らの購入動機であると言えると思います。
キャラがかわいくて興味あるor頭を使わなくて良いようなシナリオのゲームに飽きた方にはオススメできると思います。
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プライマルハーツ2
私が敬愛する声優の方が先日逝去されたということで、絶望の余りヤケ酒をした結果翌日のダメージが酷すぎて一日中死んでました。
とても素晴らしい方であり、実はとある共通点があったりなかったりするわけで、とても残念でありました。
悲しい事ではありますが、彼女の遺したアニメ作品たちを大事に扱っていこうと思いました。
それでは、気持ち新たに今日の紹介です。
ゲームデータ
タイトル:プライマルハーツ2
発売元:ま~まれぇど
発売日:2015/10/30
ヒロイン:5
END:5
CG:89
MUSIC:37
SCENE:27
属性:学園モノ・続編・前作プレイ必須
インストール容量:6.54GB
備考:修正パッチ
ストーリー
幸塚大智は3年ぶりに繚蘭市へ戻って来た。かつてヒキコモリだった彼は姉の美智によって強制的に鍛え直された。
肉体と、その他諸々の要因――美智曰く、「理想の男性」になるための修行を終えて帰ってきた彼は間ノ島学園に転入する。
間ノ島学園では、学生の自治権限が大きい学園である。生徒会が二つあり、月華会、天道会と呼ばれている。
二つの生徒会間での会議が決裂した場合に全校生徒に投票権限が与えられた選挙が開催される。
各生徒会は自身の立案した策を広報し、生徒たちの票を得ることで主張を通す事が出来る。
そして選挙が終わればノーサイド。新しく決められた案件を皆が協力して進めていくのだ。
ところが現在の学園内の空気は些か異なっていた。運動部連合と文化部連合による組織対立、それに伴う組織票の編成や部活連合の対立に嫌気が差した一般学生の選挙参加意識の希薄化。
6年前、かつての面影はそこから消え去ろうとしていた。
組織票の固定化により、繰り返し行われる選挙での同数票。偶数の学生数であるが故の完全同数。
そんな中、大智は転入する。
学園は沸き立つ。かつての伝説、スリーセブンの再来だと――――。
アリスティア・ヴァレンベリ・華蔵寺

月夜野兎姫

栗生真白

館林たては

感想
前作、プライマルハーツから作品内時間で6年後の話です。
かつての登場人物たちは、社会に出て様々なところで活躍しています。
ストーリーについて。
前作であたかも完璧だと思われていたこの学園も6年もたつと様々な綻びが見えてくるなぁという所から物語が始まります。
前作で散々主人公にアプローチをかけながらもまさかのヒロイン落ちという残念な結果になったサブヒロイン、幸塚美智の搭乗率を大幅に高めた作品になってます。
(コレだけ見ると、美智ファンに対する救済措置作品に見えなくも無い)
まあ主人公がビッチさんの弟という事でビッチさんヒロイン昇格可能性は無に帰したわけですが。
でまあ主人公はかつての活気ある学園を取り戻そうと奮闘する事になるわけです。
このストーリー、大前提として前作プレーヤーである事が求められています。随所に前作のキャラクターが登場する上に、物語の様々な点で彼らのことについて触れる機会がありますので。
個別パートで評価するとしたら、やっぱり一番良かったのは兎姫ルートかなと。
久々に見る正統派アイドルヒロインのルートな感じがしました。常識的に考えたらまあそういう壁はあるよなぁみたいな意味で。
あれ、前作にも似たような展開があったような・・・あれは確か倉g・・・。
次点でアリスティアルート。
もこもこさんという愛らしいあだ名を付けられて、何とかコミュニケーション能力を高めていこうとするお話であります。
アリスティアルートでは本当に過去の遺産が放出されている感じがしました。
かつての天道会の会長や教祖様、そして某流派の・・・。
贅沢三昧であります。
途中、コミュニケーション能力を高めるためにインターネット生放送などを試みてみる辺りは最近の世情にのっかった感じがしますね。
三番目にはたてはルート。
いや、どう考えてもゆづきちゃん焼き直しだろう・・・とは思いましたが(汗
このルートの推せるところとしては、たては自身がかつての生徒会の恩恵を受けた過去があるという所ですかね。
共通ルートでは完全解決できなかった問題について取り組んでいくルートです。多分このルート以外じゃ出来ないんだろうなぁ。
そういう意味では最も前作からの縁が強いルートだと思います。
最後は真白ルート。
このルートはわりとよく分からない。
というのも、唯一の後輩枠として入り、最終的に会長を目指す意思を手に入れるためのルートではあると思うんだが。
終始順風満帆で、どこにもサガる要素がない。つまり面白くない。
それをわかってやったのかわかってないのかは分かりませんが、「尻から始まる営みもあるよね」みたいなイロモノ扱いに。
雰囲気的には前作の某教祖様を彷彿とさせつつも、それほど盛り上がらないルートでありました。
ヒロインは実は5人いるので。
ミ、ミスターDJって・・・。
キャラクターについて。
私はやっぱり和馬派ですねぇ(前作主人公)。
なんというか、こう・・・カッコよさが違う。そりゃあもう、全然です。
いや、どれも良いキャラばかりだと思います。
完全にビッチさんが殿堂入りキャラ化してるのはなんともいえないですが・・・。
残念ながらまーまれぇどのとてもかわいいデザインだと、アリスティアがとてもキュートに見えて周囲の一般的評価との誤差が凄い。
たてははほぼ完全にゆづきと一致だし。いや、キャラデザの面ではたてはに分があったり。
しかしほんと真白はもったいない。いろいろと、うん。どうしてこんなに面白くないキャラクターになってしまったのかわかりませんが、推しポイントがないんだよなぁ・・・。
兎姫はほんと、正統派ヒロインで進めてますねぇ・・・。何故か彼女の母親だけ立ち絵が用意されているという優遇仕様。
いや、まぁ彼女のルートは家族も大きく占めてますからやむをえないか・・・。
綿貫さん?あー、普通にかわいいですよ。
一見茶目っ気たっぷりでありながらデレると凄くかわいい奴、いるいるですね。
サブキャラたちについて。
八斗島先輩はもうあれだ、御座入の対極位置の存在ですね。やる事なすことカッコイイオーラが溢れています。
但し相方の霧積さんに使われてる感じが凄いですが。
その霧積さん、バックボーンが凄すぎて。いや、コレ一つじゃあヒロインとして成立しないとは思いますが全然推せたのでは・・・?
一方月華会。
筋肉の事しか頭に無い、某作品のヤツみたいな男である敷島さん。
某アホと違って存外頭が回るような気がしてならないのですが・・・。上級国民に認められているくらいですし。
先生は、うんいつもの。
システム面について。
基本仕様。シーンスキップなし。BGVあり。
今回はストーリーの構造上の仕様なのか、アフターのショートストーリーが結構な数用意されている。
本編でのエロ回収率が少ないのはそのためであります。
総評
うーん、総合的に見ると前作ほど魅力的な作品ではなくなってしまったかもしれません。
しかしながら、ボーダーは問題なく越えられているので、ある程度高いポテンシャルは秘めていると思います。
主人公の能力差が著しいんだよなぁ。
紹介
とても素晴らしい方であり、実はとある共通点があったりなかったりするわけで、とても残念でありました。
悲しい事ではありますが、彼女の遺したアニメ作品たちを大事に扱っていこうと思いました。
それでは、気持ち新たに今日の紹介です。
ゲームデータ
タイトル:プライマルハーツ2
発売元:ま~まれぇど
発売日:2015/10/30
ヒロイン:5
END:5
CG:89
MUSIC:37
SCENE:27
属性:学園モノ・続編・前作プレイ必須
インストール容量:6.54GB
備考:修正パッチ
ストーリー
幸塚大智は3年ぶりに繚蘭市へ戻って来た。かつてヒキコモリだった彼は姉の美智によって強制的に鍛え直された。
肉体と、その他諸々の要因――美智曰く、「理想の男性」になるための修行を終えて帰ってきた彼は間ノ島学園に転入する。
間ノ島学園では、学生の自治権限が大きい学園である。生徒会が二つあり、月華会、天道会と呼ばれている。
二つの生徒会間での会議が決裂した場合に全校生徒に投票権限が与えられた選挙が開催される。
各生徒会は自身の立案した策を広報し、生徒たちの票を得ることで主張を通す事が出来る。
そして選挙が終わればノーサイド。新しく決められた案件を皆が協力して進めていくのだ。
ところが現在の学園内の空気は些か異なっていた。運動部連合と文化部連合による組織対立、それに伴う組織票の編成や部活連合の対立に嫌気が差した一般学生の選挙参加意識の希薄化。
6年前、かつての面影はそこから消え去ろうとしていた。
組織票の固定化により、繰り返し行われる選挙での同数票。偶数の学生数であるが故の完全同数。
そんな中、大智は転入する。
学園は沸き立つ。かつての伝説、スリーセブンの再来だと――――。
アリスティア・ヴァレンベリ・華蔵寺

月夜野兎姫

栗生真白

館林たては

感想
前作、プライマルハーツから作品内時間で6年後の話です。
かつての登場人物たちは、社会に出て様々なところで活躍しています。
ストーリーについて。
前作であたかも完璧だと思われていたこの学園も6年もたつと様々な綻びが見えてくるなぁという所から物語が始まります。
前作で散々主人公にアプローチをかけながらもまさかのヒロイン落ちという残念な結果になったサブヒロイン、幸塚美智の搭乗率を大幅に高めた作品になってます。
(コレだけ見ると、美智ファンに対する救済措置作品に見えなくも無い)
まあ主人公がビッチさんの弟という事でビッチさんヒロイン昇格可能性は無に帰したわけですが。
でまあ主人公はかつての活気ある学園を取り戻そうと奮闘する事になるわけです。
このストーリー、大前提として前作プレーヤーである事が求められています。随所に前作のキャラクターが登場する上に、物語の様々な点で彼らのことについて触れる機会がありますので。
個別パートで評価するとしたら、やっぱり一番良かったのは兎姫ルートかなと。
久々に見る正統派アイドルヒロインのルートな感じがしました。常識的に考えたらまあそういう壁はあるよなぁみたいな意味で。
あれ、前作にも似たような展開があったような・・・あれは確か倉g・・・。
次点でアリスティアルート。
もこもこさんという愛らしいあだ名を付けられて、何とかコミュニケーション能力を高めていこうとするお話であります。
アリスティアルートでは本当に過去の遺産が放出されている感じがしました。
かつての天道会の会長や教祖様、そして某流派の・・・。
贅沢三昧であります。
途中、コミュニケーション能力を高めるためにインターネット生放送などを試みてみる辺りは最近の世情にのっかった感じがしますね。
三番目にはたてはルート。
いや、どう考えてもゆづきちゃん焼き直しだろう・・・とは思いましたが(汗
このルートの推せるところとしては、たては自身がかつての生徒会の恩恵を受けた過去があるという所ですかね。
共通ルートでは完全解決できなかった問題について取り組んでいくルートです。多分このルート以外じゃ出来ないんだろうなぁ。
そういう意味では最も前作からの縁が強いルートだと思います。
最後は真白ルート。
このルートはわりとよく分からない。
というのも、唯一の後輩枠として入り、最終的に会長を目指す意思を手に入れるためのルートではあると思うんだが。
終始順風満帆で、どこにもサガる要素がない。つまり面白くない。
それをわかってやったのかわかってないのかは分かりませんが、「尻から始まる営みもあるよね」みたいなイロモノ扱いに。
雰囲気的には前作の某教祖様を彷彿とさせつつも、それほど盛り上がらないルートでありました。
ヒロインは実は5人いるので。
ミ、ミスターDJって・・・。
キャラクターについて。
私はやっぱり和馬派ですねぇ(前作主人公)。
なんというか、こう・・・カッコよさが違う。そりゃあもう、全然です。
いや、どれも良いキャラばかりだと思います。
完全にビッチさんが殿堂入りキャラ化してるのはなんともいえないですが・・・。
残念ながらまーまれぇどのとてもかわいいデザインだと、アリスティアがとてもキュートに見えて周囲の一般的評価との誤差が凄い。
たてははほぼ完全にゆづきと一致だし。いや、キャラデザの面ではたてはに分があったり。
しかしほんと真白はもったいない。いろいろと、うん。どうしてこんなに面白くないキャラクターになってしまったのかわかりませんが、推しポイントがないんだよなぁ・・・。
兎姫はほんと、正統派ヒロインで進めてますねぇ・・・。何故か彼女の母親だけ立ち絵が用意されているという優遇仕様。
いや、まぁ彼女のルートは家族も大きく占めてますからやむをえないか・・・。
綿貫さん?あー、普通にかわいいですよ。
一見茶目っ気たっぷりでありながらデレると凄くかわいい奴、いるいるですね。
サブキャラたちについて。
八斗島先輩はもうあれだ、御座入の対極位置の存在ですね。やる事なすことカッコイイオーラが溢れています。
但し相方の霧積さんに使われてる感じが凄いですが。
その霧積さん、バックボーンが凄すぎて。いや、コレ一つじゃあヒロインとして成立しないとは思いますが全然推せたのでは・・・?
一方月華会。
筋肉の事しか頭に無い、某作品のヤツみたいな男である敷島さん。
某アホと違って存外頭が回るような気がしてならないのですが・・・。上級国民に認められているくらいですし。
先生は、うんいつもの。
システム面について。
基本仕様。シーンスキップなし。BGVあり。
今回はストーリーの構造上の仕様なのか、アフターのショートストーリーが結構な数用意されている。
本編でのエロ回収率が少ないのはそのためであります。
総評
うーん、総合的に見ると前作ほど魅力的な作品ではなくなってしまったかもしれません。
しかしながら、ボーダーは問題なく越えられているので、ある程度高いポテンシャルは秘めていると思います。
主人公の能力差が著しいんだよなぁ。
紹介
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