金色ラブリッチェ
ゲームデータ
タイトル:金色ラブリッチェ
発売元:SAGAPLANETS
発売日:2017/12/22
ヒロイン:5
END:5
CG:112(内SD絵22)
MUSIC:35
SCENE:24
属性:学園モノ・お姫様・金髪
インストール容量:6.21GB
備考:なし
ストーリー
市松央路(おうろ)はある日、街中で黒服を着た男たちと一人の少女が争っている現場に遭遇する。
状況が理解できないまま、危険を感じた央路はその少女を連れて走り出した。
その少女・シルヴィアの誘導の下、彼がやってきたのはこの街でも有名なスポット、私立ノーブル学園であった。
私立ノーブル学園は格式高い学園で、政治家や官僚の子息子女が多く通っていることで有名であった。
彼がこの学園の名前を耳にしたのは少し前。
私立ノーブル学園に外国の王女が入学するというニュースであった。
そんなわけで、外国の王女:ソルティレージュ王国王女のシルヴィアを連れた――もとい、誘拐したことになる央路は非常に悪い立場となってしまう。
幸いにして、黒服たち・・・ボディガードたちの不幸な誤解は解けたものの、当局からの司法裁量はまた別。
学園を出るともれなく警察のご厄介になることが確定した央路にシルヴィアは提案を出す。
「央路、このノーブル学園の生徒にならない?」
この一言で彼は司法の目を逃れ、学生としての生活をスタートさせるのであった。

感想
というわけで、サガプラからです。
宣伝・販促時はヒロインは金髪ばかり・・・みたいなフレーズでしたが、私の購入動機は唯一の黒髪美少女、城ヶ崎絢華お嬢様でございました。
結果的にこの購入動機は半分満たされ(というより期待以上)つつも、若干物足りなさを感じてしまいました。
やっぱり黒髪ヒロインはサブヒロインだったんだ・・・。
同じサブヒロインでありながら、後輩ヒロインの茜さまは優遇されているようにも思いましたが、そこは目を瞑りましょう。茜さまも可愛かったですし。
閑話休題。
少し下情報を噛み砕いて見ましょうか。
タイトルの金色ラブリッチェ。まあ、豊かな愛とかそんな意味なんでしょう。
スペルも"Love riche"ということで、"riche"は恐らくフランス語っぽい何かだと思われます。
フランス語読みだと、リッチェではなくリーシュのようですが・・・。
そこで二つ目の主人公の名前です。
央路:オーロと名乗った時に、縁起が良い名前という評価をされておりましたので恐らく"ORO"だと思われます。
"oro"はスペイン語で"金"という意味になります。
で、さきほどの"riche"に戻ると、これをスペイン語読みするとリッチェとなります。
しからば、ソルティレージュ王国はスペイン語圏だと思われます。
でも劇中では北欧って呼んでるし、小さな大国っていえばルクセンブルクとかがイメージできますが・・・。
とりあえず、本記事ではスペインとフランスの間にあるアンドラ公国を推してみます。
カタルーニャ語圏ですし、小国ですから。北欧という条件には合致しないので、興味がある方は調べてみてください。
閑話休題。
主人公は黒髪イチオシという私からすれば同志、といわんばかりの男ですが結局金髪でもOKという軟弱者です。いやはやうらやまけしからんですよ。お前にプライドは無いのか!
そんな彼の序盤の見所は謎の打たれ強さですね。
ひょんなことから全寮制のノーブル学園に入学した彼を待っていたのは女子寮への引越し。
純粋培養()なお嬢様たちがたくさんいるので彼にとっては針の筵状態。
こんな場所で耐え切る彼は男の中の男に相違ありません。特に絢華お嬢様の氷の刃は央路を毎度毎度抉ります。いや、うらやましいとは思ってますよ。
閑話休題。
さて、今回も良かったポイントを出していきます。
1.何でこいつらこんなに可愛いんだ問題
2.性の乱れが気になります問題
3.そんなのでもやっぱりストーリーはがっつり。
1は言わずもがなですが。
好奇心溢れるお姫様であるシルヴィアしかり、悪友みたいなキャラポジションでありながらデザインについては譲れない玲奈、シルヴィアの騎士でありながらその実シルヴィアと同じくらいのお姫様であるエロイナしかり。無論、本作の根幹に触れる重要なヒロインである理亜や、唯一の健気っ娘である茜も。
可愛い子しか居なくてもはや驚きを隠せない、これが幸せな世界かサガプラネッツ。
ありがとうございますサガプラさま。m(_ _)m
惜しむらくはヒロインが魅力的過ぎてどの子が一番か決められないのが難点です・・・。
2)
今作はやたら複数プレイが充実した仕様になってましたね。
シルヴィア√では妹姫と。玲奈は絢華と。エロイナはシルヴィア姫と。
おかげで当初から一番気になっていた絢華ちゃんのエッチなところが見られたわけなんですが。
というかやっぱりここでも茜ちゃん優遇されているよなぁ・・・。他のヒロインたちとの絡みが薄かったからなのか。
寮生のモブを昇格させても良かったんじゃなかろうか。
3)はもう。
もともとサガプラは何だかんだ最後に重たい√を持ってくるのがお約束ではございました。
前回のフローラル・フローラブのときは主人公の斉須君が解き放たれる展開でしたが、今回は理亜ちゃんでしたね・・・。
夕暮れ時の最も美しい景色が見られる時間、ゴールデンタイム。
まさしくシルヴィア、理亜、央路、(絢華)が過ごしていた時間もゴールデンタイムだったのでしょう。
(このあたり考えても絢華√あってよかったよなぁと思わずには居られないのですが・・・)
理亜√はもう途中からシラフでは見ていられなくなってしまいました。
短くも楽しい最期の時を過ごした後の、シルヴィアの台詞がなんとも印象的でした。
是非3人で幸せな時を歩んでいってもらいたいものです。
総評
ヒロインの名前がエロいななんて言ってた発売前とは打って変わって今回もやたら重くなってしまった印象がありますが、今回もしっかり感動を貰いました。
2017年度の中でもかなり良い作品であったと思います。
紹介
タイトル:金色ラブリッチェ
発売元:SAGAPLANETS
発売日:2017/12/22
ヒロイン:5
END:5
CG:112(内SD絵22)
MUSIC:35
SCENE:24
属性:学園モノ・お姫様・金髪
インストール容量:6.21GB
備考:なし
ストーリー
市松央路(おうろ)はある日、街中で黒服を着た男たちと一人の少女が争っている現場に遭遇する。
状況が理解できないまま、危険を感じた央路はその少女を連れて走り出した。
その少女・シルヴィアの誘導の下、彼がやってきたのはこの街でも有名なスポット、私立ノーブル学園であった。
私立ノーブル学園は格式高い学園で、政治家や官僚の子息子女が多く通っていることで有名であった。
彼がこの学園の名前を耳にしたのは少し前。
私立ノーブル学園に外国の王女が入学するというニュースであった。
そんなわけで、外国の王女:ソルティレージュ王国王女のシルヴィアを連れた――もとい、誘拐したことになる央路は非常に悪い立場となってしまう。
幸いにして、黒服たち・・・ボディガードたちの不幸な誤解は解けたものの、当局からの司法裁量はまた別。
学園を出るともれなく警察のご厄介になることが確定した央路にシルヴィアは提案を出す。
「央路、このノーブル学園の生徒にならない?」
この一言で彼は司法の目を逃れ、学生としての生活をスタートさせるのであった。

感想
というわけで、サガプラからです。
宣伝・販促時はヒロインは金髪ばかり・・・みたいなフレーズでしたが、私の購入動機は唯一の黒髪美少女、城ヶ崎絢華お嬢様でございました。
結果的にこの購入動機は半分満たされ(というより期待以上)つつも、若干物足りなさを感じてしまいました。
やっぱり黒髪ヒロインはサブヒロインだったんだ・・・。
同じサブヒロインでありながら、後輩ヒロインの茜さまは優遇されているようにも思いましたが、そこは目を瞑りましょう。茜さまも可愛かったですし。
閑話休題。
少し下情報を噛み砕いて見ましょうか。
タイトルの金色ラブリッチェ。まあ、豊かな愛とかそんな意味なんでしょう。
スペルも"Love riche"ということで、"riche"は恐らくフランス語っぽい何かだと思われます。
フランス語読みだと、リッチェではなくリーシュのようですが・・・。
そこで二つ目の主人公の名前です。
央路:オーロと名乗った時に、縁起が良い名前という評価をされておりましたので恐らく"ORO"だと思われます。
"oro"はスペイン語で"金"という意味になります。
で、さきほどの"riche"に戻ると、これをスペイン語読みするとリッチェとなります。
しからば、ソルティレージュ王国はスペイン語圏だと思われます。
でも劇中では北欧って呼んでるし、小さな大国っていえばルクセンブルクとかがイメージできますが・・・。
とりあえず、本記事ではスペインとフランスの間にあるアンドラ公国を推してみます。
カタルーニャ語圏ですし、小国ですから。北欧という条件には合致しないので、興味がある方は調べてみてください。
閑話休題。
主人公は黒髪イチオシという私からすれば同志、といわんばかりの男ですが結局金髪でもOKという軟弱者です。いやはやうらやまけしからんですよ。お前にプライドは無いのか!
そんな彼の序盤の見所は謎の打たれ強さですね。
ひょんなことから全寮制のノーブル学園に入学した彼を待っていたのは女子寮への引越し。
純粋培養()なお嬢様たちがたくさんいるので彼にとっては針の筵状態。
こんな場所で耐え切る彼は男の中の男に相違ありません。特に絢華お嬢様の氷の刃は央路を毎度毎度抉ります。いや、うらやましいとは思ってますよ。
閑話休題。
さて、今回も良かったポイントを出していきます。
1.何でこいつらこんなに可愛いんだ問題
2.性の乱れが気になります問題
3.そんなのでもやっぱりストーリーはがっつり。
1は言わずもがなですが。
好奇心溢れるお姫様であるシルヴィアしかり、悪友みたいなキャラポジションでありながらデザインについては譲れない玲奈、シルヴィアの騎士でありながらその実シルヴィアと同じくらいのお姫様であるエロイナしかり。無論、本作の根幹に触れる重要なヒロインである理亜や、唯一の健気っ娘である茜も。
可愛い子しか居なくてもはや驚きを隠せない、これが幸せな世界かサガプラネッツ。
ありがとうございますサガプラさま。m(_ _)m
惜しむらくはヒロインが魅力的過ぎてどの子が一番か決められないのが難点です・・・。
2)
今作はやたら複数プレイが充実した仕様になってましたね。
シルヴィア√では妹姫と。玲奈は絢華と。エロイナはシルヴィア姫と。
おかげで当初から一番気になっていた絢華ちゃんのエッチなところが見られたわけなんですが。
というかやっぱりここでも茜ちゃん優遇されているよなぁ・・・。他のヒロインたちとの絡みが薄かったからなのか。
寮生のモブを昇格させても良かったんじゃなかろうか。
3)はもう。
もともとサガプラは何だかんだ最後に重たい√を持ってくるのがお約束ではございました。
前回のフローラル・フローラブのときは主人公の斉須君が解き放たれる展開でしたが、今回は理亜ちゃんでしたね・・・。
夕暮れ時の最も美しい景色が見られる時間、ゴールデンタイム。
まさしくシルヴィア、理亜、央路、(絢華)が過ごしていた時間もゴールデンタイムだったのでしょう。
(このあたり考えても絢華√あってよかったよなぁと思わずには居られないのですが・・・)
理亜√はもう途中からシラフでは見ていられなくなってしまいました。
短くも楽しい最期の時を過ごした後の、シルヴィアの台詞がなんとも印象的でした。
是非3人で幸せな時を歩んでいってもらいたいものです。
総評
ヒロインの名前がエロいななんて言ってた発売前とは打って変わって今回もやたら重くなってしまった印象がありますが、今回もしっかり感動を貰いました。
2017年度の中でもかなり良い作品であったと思います。
紹介
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働くオトナの恋愛事情2
ゲームデータ
タイトル:働くオトナの恋愛事情2
発売元:あかべぇそふとすりぃ
発売日:2018/02/23
ヒロイン:5
END:6
CG:80
MUSIC:26
SCENE:54
属性:社会人・雰囲気ゲー・意識高い系
インストール容量:4.26GB
備考:なし
※まだハーレムプレイは開けてなかったのでこの中には含んでいません。
ストーリー
甲斐谷道人は社会人3年目。
ただ漫然と繰り返される日常の流れ。
なんとなく内定を得られた会社で働き続けるも、特筆すべき思い入れがあったわけでもない仕事内容。
上司からは覇気のなさ、愛想のなさを指摘される始末。
そして休日は一日中ひとり。
趣味らしい趣味もなく、ただ来る日を消化し続けるのみ。
そんな日常に、どこか寂しさを覚えていた。
ある日、珍しく残業をしていた道人は、仕事を終えたときに同じテーブルの上司である男鹿から声をかけられる。
男鹿に誘われ、初めてのバーに行った道人は、男鹿に悩みを打ち明ける。
変わることのない日常という悩み。
それに対して男鹿は、彼女でも作ってみたらどうかと提案する。
「勇気を持って踏み出せばいい」
これをきっかけに、道人は現状打破を決心した──────。

感想
前作感想はこちらから
社会人になって少し落ち着いた頃に生じる、マンネリ感。
初めてバーに行ったことがきっかけになって、彼女を作るために動き出す、なんていう大人版○研ゼミみたいなサクセスストーリーではありますが、非常に見ていて面白いところであります。
前作に引き続き、舞台となるのはバー、『珠』ではありますが、今回はこの場所のみならず多彩な場所が使われております。
前回は私も仕事始めたばかりだったので、これからこんなマンネリ化が待っているのかと内心戦々恐々としておりましたが、本作をやっていると、身につまされる思いがします。
案の定、同じループに陥っているきらいがあります。
しかし、道人の会社は超絶ホワイト企業、江電堂。ほぼ定時で帰れる会社とか羨ましい限りです。
閑話休題。
今回も3点まとめでいきます。
よかった点
1.前作登場人物の存在
前作のメインヒロインおよび主人公たち(部長やマスターなど)が登場します。
主人公と当時の浦富課長はそれぞれが主任、部長に昇進。ヒロインのひとり、維織に至っては同じ会社に入社しているなど前作プレイヤーにとってはニヤニヤしたくなる世界観です。果たして誰√の後なんでしょうかね・・・。
個人的にはともえが出てきたのが最も嬉しかったわけですが。
秘書室勤務になった美優さんも、今回のヒロインに対するある種アドバイザーの立ち位置になっていて、前作で生み出した関係性をうまく踏襲しているかなと思いました。
前作主人公の男鹿さんがかっこいいこと言う度に、キミそんなやつじゃなかっただろ・・・と言いたくなるのはやはり彼の過去を知っているからですかね。
2.ヒロインが可愛い
今回は、会社の同僚、上司男鹿の入院先の看護師、珠のバーテンダー(新人)、偶々行った居酒屋の店員、立ち寄った本屋の店員がヒロインです。
私のイチオシは看護師の瀬戸莉香子さんですが。
いずれのヒロインも負けず劣らず魅力あるヒロインです。
しかも皆何かしら抱えているのがまたダーティ。といってもそらの其れは明らかに他のヒロインたちとは異質だったような気もしますが・・・。
鈴音ちゃんが実は結構激高するとか、旭ちゃんはちょっと闇入ってるとか、なんだかんだ癖の強いヒロインたちでありまして、見てて面白い。
ちなみに、真波ちゃんのような可愛い同僚は私の会社には居ません。(断定)
なので、会社ビルの屋上でエッチなことをする機会はありません(←そんなのが許される会社は存在してないに決まってる)
無性にこのあたりの設定で心をえぐられますね。
3.舞台を彩るサブヒロイン・悲劇エンド(ネタバレ込み)
これだけ可愛いヒロインたちと出会いながらにして誰の√にも入らなかった道人君は、出会い系やらハプバーやらに行き始めます。
何が凄いって、出会い系で出てくる人達みんな美人なのです。
『なんだこの出会い系、出会え過ぎだろ』とツッコミを入れているプレーヤーは決して少なくないはず。
で、行き着く先が部署内で不倫をしていた女性先輩との密会からの・・・。
前作で男鹿君は何か闇深い女性とヤってる時にあえなくこの世を去ってしまいましたが、今回は不倫上司に捨てられてしまった女性先輩の自殺を食い止めようとして失敗するという完全な貰い事故。
つまりこれは、あれですね。
全うな相手を今から作らないと、相手が居ない(誰の√にも入らない)=死に直結するというシナリオライターからの警告だと思いました。
そうだ、明日から彼女作ろう。(唐突)
いきるために、彼女を作りましょう。(←なにいってんだこいつ)
不満な点
1.皆やることが同じ
結局デートコースが大体同じなので、誰と付き合い始めても海での水着プレイとか最後の温泉での・・・とか若干うーんとなるところが。勿論制服プレイは皆服装が違うので、とても良かったですが・・・。
あのヒロインにはこのシチュエーションが合ってこっちには無い、というのが気に入らない場合もありますが、どちらかというと個人的には個性あるシチュエーションが好みなので、皆一様すぎるのもなんだかなぁとか思ったり思わなかったり。あ、でも5人中2人が結婚エンドなのはよかった、安心した。
総評
全体的にはそんなに不満のない感じでしたね。
Tipsが二つくらいリンク作ってるのに無いじゃん、といった細かいところがあったくらいです。
そういう意味では、非常に完成度の高い作品だと思います。
(個人的には前作のほうが面白かったです)
ちょうど主人公と同じくらいの年齢層(社会人1~3年目の人には特にオススメです)
紹介
タイトル:働くオトナの恋愛事情2
発売元:あかべぇそふとすりぃ
発売日:2018/02/23
ヒロイン:5
END:6
CG:80
MUSIC:26
SCENE:54
属性:社会人・雰囲気ゲー・意識高い系
インストール容量:4.26GB
備考:なし
※まだハーレムプレイは開けてなかったのでこの中には含んでいません。
ストーリー
甲斐谷道人は社会人3年目。
ただ漫然と繰り返される日常の流れ。
なんとなく内定を得られた会社で働き続けるも、特筆すべき思い入れがあったわけでもない仕事内容。
上司からは覇気のなさ、愛想のなさを指摘される始末。
そして休日は一日中ひとり。
趣味らしい趣味もなく、ただ来る日を消化し続けるのみ。
そんな日常に、どこか寂しさを覚えていた。
ある日、珍しく残業をしていた道人は、仕事を終えたときに同じテーブルの上司である男鹿から声をかけられる。
男鹿に誘われ、初めてのバーに行った道人は、男鹿に悩みを打ち明ける。
変わることのない日常という悩み。
それに対して男鹿は、彼女でも作ってみたらどうかと提案する。
「勇気を持って踏み出せばいい」
これをきっかけに、道人は現状打破を決心した──────。

感想
前作感想はこちらから
社会人になって少し落ち着いた頃に生じる、マンネリ感。
初めてバーに行ったことがきっかけになって、彼女を作るために動き出す、なんていう大人版○研ゼミみたいなサクセスストーリーではありますが、非常に見ていて面白いところであります。
前作に引き続き、舞台となるのはバー、『珠』ではありますが、今回はこの場所のみならず多彩な場所が使われております。
前回は私も仕事始めたばかりだったので、これからこんなマンネリ化が待っているのかと内心戦々恐々としておりましたが、本作をやっていると、身につまされる思いがします。
案の定、同じループに陥っているきらいがあります。
しかし、道人の会社は超絶ホワイト企業、江電堂。ほぼ定時で帰れる会社とか羨ましい限りです。
閑話休題。
今回も3点まとめでいきます。
よかった点
1.前作登場人物の存在
前作のメインヒロインおよび主人公たち(部長やマスターなど)が登場します。
主人公と当時の浦富課長はそれぞれが主任、部長に昇進。ヒロインのひとり、維織に至っては同じ会社に入社しているなど前作プレイヤーにとってはニヤニヤしたくなる世界観です。果たして誰√の後なんでしょうかね・・・。
個人的にはともえが出てきたのが最も嬉しかったわけですが。
秘書室勤務になった美優さんも、今回のヒロインに対するある種アドバイザーの立ち位置になっていて、前作で生み出した関係性をうまく踏襲しているかなと思いました。
前作主人公の男鹿さんがかっこいいこと言う度に、キミそんなやつじゃなかっただろ・・・と言いたくなるのはやはり彼の過去を知っているからですかね。
2.ヒロインが可愛い
今回は、会社の同僚、上司男鹿の入院先の看護師、珠のバーテンダー(新人)、偶々行った居酒屋の店員、立ち寄った本屋の店員がヒロインです。
私のイチオシは看護師の瀬戸莉香子さんですが。
いずれのヒロインも負けず劣らず魅力あるヒロインです。
しかも皆何かしら抱えているのがまたダーティ。といってもそらの其れは明らかに他のヒロインたちとは異質だったような気もしますが・・・。
鈴音ちゃんが実は結構激高するとか、旭ちゃんはちょっと闇入ってるとか、なんだかんだ癖の強いヒロインたちでありまして、見てて面白い。
ちなみに、真波ちゃんのような可愛い同僚は私の会社には居ません。(断定)
なので、会社ビルの屋上でエッチなことをする機会はありません(←そんなのが許される会社は存在してないに決まってる)
無性にこのあたりの設定で心をえぐられますね。
3.舞台を彩るサブヒロイン・悲劇エンド(ネタバレ込み)
これだけ可愛いヒロインたちと出会いながらにして誰の√にも入らなかった道人君は、出会い系やらハプバーやらに行き始めます。
何が凄いって、出会い系で出てくる人達みんな美人なのです。
『なんだこの出会い系、出会え過ぎだろ』とツッコミを入れているプレーヤーは決して少なくないはず。
で、行き着く先が部署内で不倫をしていた女性先輩との密会からの・・・。
前作で男鹿君は何か闇深い女性とヤってる時にあえなくこの世を去ってしまいましたが、今回は不倫上司に捨てられてしまった女性先輩の自殺を食い止めようとして失敗するという完全な貰い事故。
つまりこれは、あれですね。
全うな相手を今から作らないと、相手が居ない(誰の√にも入らない)=死に直結するというシナリオライターからの警告だと思いました。
そうだ、明日から彼女作ろう。(唐突)
いきるために、彼女を作りましょう。(←なにいってんだこいつ)
不満な点
1.皆やることが同じ
結局デートコースが大体同じなので、誰と付き合い始めても海での水着プレイとか最後の温泉での・・・とか若干うーんとなるところが。勿論制服プレイは皆服装が違うので、とても良かったですが・・・。
あのヒロインにはこのシチュエーションが合ってこっちには無い、というのが気に入らない場合もありますが、どちらかというと個人的には個性あるシチュエーションが好みなので、皆一様すぎるのもなんだかなぁとか思ったり思わなかったり。あ、でも5人中2人が結婚エンドなのはよかった、安心した。
総評
全体的にはそんなに不満のない感じでしたね。
Tipsが二つくらいリンク作ってるのに無いじゃん、といった細かいところがあったくらいです。
そういう意味では、非常に完成度の高い作品だと思います。
(個人的には前作のほうが面白かったです)
ちょうど主人公と同じくらいの年齢層(社会人1~3年目の人には特にオススメです)
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