捻くれモノの学園青春物語
12月発売作品3本目です。
久々に連続攻略を達成しました。
12月に買ったのはアーカイブスを除けばこれで最後なので、今月更新するとすれば旧作か1月発売作品か。。。
ゲームデータ
タイトル:捻くれモノの学園青春物語
発売元:りびどーそふと
発売日:2018/12/21
ヒロイン:5
END:5(+無数のBAD)
CG:90+25(SD)
MUSIC:
SCENE:21+20(BAD)+13(その他)
属性:学園モノ・部活・スクールカースト
インストール容量:4.07GB
備考:修正パッチ
ストーリー
夷隅祐一郎は、新しく割り振られたクラスを心底嫌がっていた。
不幸にも、学年でトップクラスの人気を持つ(=スクールカーストの上位者である)学生たちと同じクラスになってしまったからだ。
静かで平凡なクラスを望んでいた祐一郎にとって、誤算であった。
そして更に面倒なことに、学園の理事長である小湊観月(親族)からある命令を受ける。
「青春倶楽部を発足する――――」
青春、などという言葉にも嫌悪感すら抱く祐一郎は当然反発するが、内申点や生活態度を親に報告するという観月の言葉には逆らえず、青春倶楽部を発足することになった。
最初のミッションは、発足に当たっての部員確保。
祐一郎が目をつけた、もとい偶々見つけた4人の学生に声をかける。
無口で話しかけられることに慣れていないコミュ障の椎名さやか。
何故か昔から祐一郎のストーカーをしている毒舌少女、宗像雫。
割とリア充(祐一郎調べ)でで結構アホの子である瑞沢唯。
ゲーマーで何故か時々ゲロっている後輩、南条朔夜。
何故か揃ってしまったこのメンバーと共に、祐一郎の青春物語が始まった―――――。
(左からさやか、朔夜、観月、雫、唯)
感想
りびどーそふと2作目のタイトルになります。
捻くれモノの主人公?何か最近ラノベでそんな作品を見たような・・・・・・。
外装はそうかもしれませんが、中身は全然違いましたね。
ストーリーについて。
短い。あっという間すぎてびっくりしました。
プレイ時間1分経たないうちにバッドエンドを迎えました。
最初の分岐を越えるために4回”はじめから”を選択する羽目になりました、訴訟です。
と、至る所にバッドエンドへの分岐が用意されています。
個別√に入る選択肢以外は全てBADです。ノーマルエンドすら許さない勢い。
物語の流れとしては、青春倶楽部に対して観月理事長がミッションを持ってきて、それを何となく解決していくのが続く感じです。
割とすぐに個別√への分岐が発生します。
個別√も然程長いとは感じず、ノンストレスでクリアまでたどり着きました。
しかし、さやか√だけ設定が重過ぎる件・・・・・・。
これはさすがに祐一郎でなくても「どうしろと・・・」って感じになりましたね。
意外だったのは雫√。まさかの友情ストーリーになるとは思いもよらずいい意味で裏切られました。
観月√はいろんな意味で大変な感じでしたが(笑)
本作を通しては祐一郎が最初から蔑視(もとい敵視?)していたリア充もがっつりストーリーに食い込んできてたのが面白かったところですね。筋肉ヤローも嫌いじゃないぞ。
香織さんも意外とイイ奴でしたし。
カーストの上に立つものたちの力を目にした気分です。
キャラクターについて。
女の子が可愛い(確信)
いや、ほんとに。
さやかは一見弱弱しい感じながらも芯の通った強さを見せ付けてくれましたし。スケッチブックの件はよかったですね。(あと大体のエロは許容してくれる感じ)
逆に強そうな感じだった雫は堕ちた後(実際ストーリー以前から堕ちてるようなもの)は欲望に忠実に甘えまくりですし。学園生活の中で擬態しすぎて外での雰囲気にギャップありすぎるのもいい。エロい。香織とのあれそれもよい。
軽そうなアホの子である唯はその実祐一郎に対する想いが一途なところがビッチ感ある見た目とは裏腹でしたね。廃工場の記憶はいつ共有されるのか。作中で唯一主人公をビンタした女の子。かわいい。あ、処女でした。
朔夜はもう完全に好み。こんな後輩ほしかった。ここまでドストライクだと、ゲロすら減点要素にならないまである。雫のようにムンムンのエロさはないにもかかわらずドキドキさせられた感。かわいい。アイキャッチですらかわいい。女装してでもいいからデートしたい。
観月は逆にアイキャッチがかっこいい。そんな背中見せられたら守られちゃう。この名前は久々に聞いて嬉しかったですねぇ。
サディスティックなところを共通√で見たと思ったらそのロリボデーから溢れる庇護欲はなんだ。これが女神か。いや天使だった。
何だかイケナイ気持ちになってしまいますね(合法です)。
システム面について。
私のプレイ環境が良くなかったのか、割と音声調整に苦労しました。さやかの声がやたら小さかったりとか。難しい。
ストーリー中で出てきた裏の顔を暴くミニゲームはそこそこ面白かったけど、まあ当然のことながら正解は一本道なんだよなぁ。
クイズ、と称した各分野の基礎学力問題は面白かった。コンドラチェフの波とか聞いたのは高校生の時以来だわ。案外まだまだ昔勉強してたことは覚えてるもんだなと。
総評
女の子が可愛くてミニゲームも面白かったのでそこそこ良いと思います。
ストーリーに特筆するところはあまり無かった。
顔(CG)がよければ買う。久々に高校時代のテストを思い出したいなら買う。受験対策(未成年は買っちゃ駄目ですよ!)に買う、などなどにオススメ。
紹介
久々に連続攻略を達成しました。
12月に買ったのはアーカイブスを除けばこれで最後なので、今月更新するとすれば旧作か1月発売作品か。。。
ゲームデータ
タイトル:捻くれモノの学園青春物語
発売元:りびどーそふと
発売日:2018/12/21
ヒロイン:5
END:5(+無数のBAD)
CG:90+25(SD)
MUSIC:
SCENE:21+20(BAD)+13(その他)
属性:学園モノ・部活・スクールカースト
インストール容量:4.07GB
備考:修正パッチ
ストーリー
夷隅祐一郎は、新しく割り振られたクラスを心底嫌がっていた。
不幸にも、学年でトップクラスの人気を持つ(=スクールカーストの上位者である)学生たちと同じクラスになってしまったからだ。
静かで平凡なクラスを望んでいた祐一郎にとって、誤算であった。
そして更に面倒なことに、学園の理事長である小湊観月(親族)からある命令を受ける。
「青春倶楽部を発足する――――」
青春、などという言葉にも嫌悪感すら抱く祐一郎は当然反発するが、内申点や生活態度を親に報告するという観月の言葉には逆らえず、青春倶楽部を発足することになった。
最初のミッションは、発足に当たっての部員確保。
祐一郎が目をつけた、もとい偶々見つけた4人の学生に声をかける。
無口で話しかけられることに慣れていないコミュ障の椎名さやか。
何故か昔から祐一郎のストーカーをしている毒舌少女、宗像雫。
割とリア充(祐一郎調べ)でで結構アホの子である瑞沢唯。
ゲーマーで何故か時々ゲロっている後輩、南条朔夜。
何故か揃ってしまったこのメンバーと共に、祐一郎の青春物語が始まった―――――。
(左からさやか、朔夜、観月、雫、唯)

感想
りびどーそふと2作目のタイトルになります。
捻くれモノの主人公?何か最近ラノベでそんな作品を見たような・・・・・・。
外装はそうかもしれませんが、中身は全然違いましたね。
ストーリーについて。
短い。あっという間すぎてびっくりしました。
プレイ時間1分経たないうちにバッドエンドを迎えました。
最初の分岐を越えるために4回”はじめから”を選択する羽目になりました、訴訟です。
と、至る所にバッドエンドへの分岐が用意されています。
個別√に入る選択肢以外は全てBADです。ノーマルエンドすら許さない勢い。
物語の流れとしては、青春倶楽部に対して観月理事長がミッションを持ってきて、それを何となく解決していくのが続く感じです。
割とすぐに個別√への分岐が発生します。
個別√も然程長いとは感じず、ノンストレスでクリアまでたどり着きました。
しかし、さやか√だけ設定が重過ぎる件・・・・・・。
これはさすがに祐一郎でなくても「どうしろと・・・」って感じになりましたね。
意外だったのは雫√。まさかの友情ストーリーになるとは思いもよらずいい意味で裏切られました。
観月√はいろんな意味で大変な感じでしたが(笑)
本作を通しては祐一郎が最初から蔑視(もとい敵視?)していたリア充もがっつりストーリーに食い込んできてたのが面白かったところですね。筋肉ヤローも嫌いじゃないぞ。
香織さんも意外とイイ奴でしたし。
カーストの上に立つものたちの力を目にした気分です。
キャラクターについて。
女の子が可愛い(確信)
いや、ほんとに。
さやかは一見弱弱しい感じながらも芯の通った強さを見せ付けてくれましたし。スケッチブックの件はよかったですね。(あと大体のエロは許容してくれる感じ)
逆に強そうな感じだった雫は堕ちた後(実際ストーリー以前から堕ちてるようなもの)は欲望に忠実に甘えまくりですし。学園生活の中で擬態しすぎて外での雰囲気にギャップありすぎるのもいい。エロい。香織とのあれそれもよい。
軽そうなアホの子である唯はその実祐一郎に対する想いが一途なところがビッチ感ある見た目とは裏腹でしたね。廃工場の記憶はいつ共有されるのか。作中で唯一主人公をビンタした女の子。かわいい。あ、処女でした。
朔夜はもう完全に好み。こんな後輩ほしかった。ここまでドストライクだと、ゲロすら減点要素にならないまである。雫のようにムンムンのエロさはないにもかかわらずドキドキさせられた感。かわいい。アイキャッチですらかわいい。女装してでもいいからデートしたい。
観月は逆にアイキャッチがかっこいい。そんな背中見せられたら守られちゃう。この名前は久々に聞いて嬉しかったですねぇ。
サディスティックなところを共通√で見たと思ったらそのロリボデーから溢れる庇護欲はなんだ。これが女神か。いや天使だった。
何だかイケナイ気持ちになってしまいますね(合法です)。
システム面について。
私のプレイ環境が良くなかったのか、割と音声調整に苦労しました。さやかの声がやたら小さかったりとか。難しい。
ストーリー中で出てきた裏の顔を暴くミニゲームはそこそこ面白かったけど、まあ当然のことながら正解は一本道なんだよなぁ。
クイズ、と称した各分野の基礎学力問題は面白かった。コンドラチェフの波とか聞いたのは高校生の時以来だわ。案外まだまだ昔勉強してたことは覚えてるもんだなと。
総評
女の子が可愛くてミニゲームも面白かったのでそこそこ良いと思います。
ストーリーに特筆するところはあまり無かった。
顔(CG)がよければ買う。久々に高校時代のテストを思い出したいなら買う。受験対策(未成年は買っちゃ駄目ですよ!)に買う、などなどにオススメ。
紹介
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- 言の葉舞い散る夏の風鈴(こえ) (2019/01/06)
- 空に刻んだパラレログラム (2018/12/25)
言の葉舞い散る夏の風鈴(こえ)
ご挨拶が遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
当ブログも、今年の11月で10周年を迎えます←信じられないことですが・・・。
開始当初とは異なり、更新頻度も少なく細々と続けている状態での10年目ですので何とも言えないですが(笑)
ともあれ、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ゲームデータ
タイトル:言の葉舞い散る夏の風鈴(こえ)
発売元:シルキーズプラスDolce
発売日:2018/12/21
ヒロイン:4
END:4
CG:83
MUSIC:30
SCENE:13
属性:部活モノ・声優
インストール容量:3.20GB
備考:修正パッチ
ストーリー
波瀬督(はぜおさむ)は2度目となる1年生を迎えていた。
親の都合に振り回され、留年条件を満たしてしまったのだ。
真額詞葉(まぬかことは)は2度目となる1年生を迎えていた。
プロの声優として活動していた詞葉は、仕事の都合で学園に来られず留年条件を満たしてしまった。
同じ留年生という間柄もあり、督と詞葉は仲良くなる。
共に、後輩(もとい同級生)と仲良くなるための同士として。
無事1年生2周目デビューを飾った二人だったが、クラスメートの野原ゆうから声優同好会に誘われる。
新しく同好会を立ち上げようとする督たちだったが、実は先達が居ることを知る。
同好会の主、菩提樹仰子(りんでんあおこ)はまさかの3周目のベテラン1年生であった。
そこに、未経験ながら実力を持つ車椅子少女、百花奏(ひゃっかかなで)が加わり声優同好会から声優部へとグレードアップすることとなる。
声優部の部活動が、ここに始まった――――――。
(左から、野原ゆう、百花奏、菩提樹仰子、真額詞葉)

感想
正直なところ、購入時はあまり期待していませんでした。
これをやるまでは、まだ昨年の人気声優のつくりかた(MintCUBE作)のイメージが残っておりましたので。
結論から言えば、遥かに想定を超えてきました。
2018年も数多の良い作品をクリアしてきましたが、本作も負けず劣らずの出来であると思います。
フォーカス点が違えば、テーマが似てても面白くなるのは割とガチ。
前書きはこのくらいにして。
ストーリーについて。
冒頭でも紹介しましたが、本作は声優部という部活を舞台にした作品です。
流れとしては、声優部を結成し、大会での実績を重ねていくという違えようの無い一本道です。
ド王道です。
私はゆう、仰子、奏、詞葉の順にクリアしましたが、この順序はまさしく正解であると思っています。(詞葉については強制的に最後)
ストーリー自体は然程長くはなかったため、長編物を最近やり始めた私は少し物足りなさはありましたが、逆に終わり時を逃してしまうことも考えられますので(3年間やるわけにもいきませんし)、妥当な締め方であったのかなと思います。
本作の凄いところは、まさしく声に特化した演出であると言えます。
全体ボリュームに対して、明らかにボイスありの部分が多い。
大会に向けて練習をするというストーリー上、同じ台本を何度も繰り返し練習するパートが多くありました。
しかし、あろうことか都度読み方が変わります。
最初は棒読みからスタートし、作中で指摘を受けながら都度修正をする。
声優さんの酷使が甚だしいつくりです(笑)
最初の棒読みから見ているだけに、最終パートである大会でのシーンは感動します。
こちらも演出上非常にうまく、テキストでは地の文を走らせつつもBGVとして、台本を読むボイスが流れます。
これがまた上手いのなんのって。
正直、声優さんを改めて凄いと思いました。
プレイ終了後、改めてキャストを振り返りましたが、いずれも名だたるベテラン声優さんばかり。
圧巻です。声豚ホイホイです。
BGVについては、回想シーンでもこだわりを感じました。
最近では多くの作品で、エロシーン中のBGVが実装されている場合が増えてきていますが、
地の文で流れる都合上、あるいは収録の都合上なのか、ループサウンドになるので、まぁ単純な息遣い(技量的には単純ではないと思われますが)の場合が割りとあります。
本作のBGVは、台詞が混ざってます。
あれ、それ会話文じゃね?と思うくらい、普通に単語が含まれているので正直びっくりしました。
少なからずこの演出は臨場感あがるいい演出だと思います。
脱線しましたが、ストーリー本筋としては、声優をやめた詞葉が、声優部での活動を通して(他のヒロイン√を通して)再び舞台に上がる流れとなっています。
奏と詞葉の最後のシーンは、特に要注目でした。
キャラクターについて。
かわいい。
最初はゆうを攻略に掛かりましたが、やることなすこと可愛くてどうしようか非常に悩みました。
エロトーク出来るのにサバサバ系(悪友)ポジションではなくて純情派ってどないせいと(語尾迷子)。
演技中に自慰行為始めちゃうし。
「でもでも」が頭に残りすぎてやばい。本当に。それと棒読み時の表情がイイ。
キャラクター的にはゆうが最高です。
仰子もイイ。
正直ネタ枠だと思っててサーセン。
あらあらまあまあのなあなあキャラかと思っていたら、百合ノ木先輩とのあれそれを通して、意外と意地っ張りで負けず嫌いの普通の子でした。正直あの添い寝のCGは破壊力あった。
百合ノ木先輩はビジュアル的に大好きだから、掘り下げてもらえたらナニかがあったかもしれないのになーとは思いましたが。(それは恐らく声優部が舞台ではなく、演劇部が舞台の物語になるのでしょう)
奏もイイ。
あわあわ、というよりあせあせしている感じが見ていてほっこりする。
不思議な魅力。
詞葉との更衣室イチャイチャとか、督の腕枕シーンとか、いろいろ見ごたえのあるCGがたくさんありました。
「セクハラです、でも許容範囲です」は個人的には割りと好き。キャラ付けするには少し弱かった気もしますが。
もしかして、最後には歩けるようになるとかそういうストーリーなのかと思ったけど、そうならなかったのは返ってあのラストシーンを盛り上げたような気がする。
詞葉はもうなんというかね。
そもそも当初の購入動機が詞葉だったので、待ちくたびれたぜ。
すき。
督をからかう時のこころんボイスも好き。
普段からからかってる割に、いっちょまえに拗ねたり督に甘えたりするのがすき。
本作はメインヒロイン達にストーリーを極振りしすぎて、サブキャラクターたちがあまり出てこなかったのが残念。
愛ちゃんとか百合ノ木先輩とか、詩先輩とか昌一も絶対もっと生きるキャラクターだし、そこはもったいなかったかなぁと思ったり。
システム面について。
ストーリーのところで散々語りましたので、省略。
音声演出がすばらしかった。
総評
コンパクトでありながらも、キャラクターの可愛さと演出にステータスを極振りしたダークホース。
ひとりでも好きな声優さんが居ればプレイ推奨。
良作です。
紹介
当ブログも、今年の11月で10周年を迎えます←信じられないことですが・・・。
開始当初とは異なり、更新頻度も少なく細々と続けている状態での10年目ですので何とも言えないですが(笑)
ともあれ、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ゲームデータ
タイトル:言の葉舞い散る夏の風鈴(こえ)
発売元:シルキーズプラスDolce
発売日:2018/12/21
ヒロイン:4
END:4
CG:83
MUSIC:30
SCENE:13
属性:部活モノ・声優
インストール容量:3.20GB
備考:修正パッチ
ストーリー
波瀬督(はぜおさむ)は2度目となる1年生を迎えていた。
親の都合に振り回され、留年条件を満たしてしまったのだ。
真額詞葉(まぬかことは)は2度目となる1年生を迎えていた。
プロの声優として活動していた詞葉は、仕事の都合で学園に来られず留年条件を満たしてしまった。
同じ留年生という間柄もあり、督と詞葉は仲良くなる。
共に、後輩(もとい同級生)と仲良くなるための同士として。
無事1年生2周目デビューを飾った二人だったが、クラスメートの野原ゆうから声優同好会に誘われる。
新しく同好会を立ち上げようとする督たちだったが、実は先達が居ることを知る。
同好会の主、菩提樹仰子(りんでんあおこ)はまさかの3周目のベテラン1年生であった。
そこに、未経験ながら実力を持つ車椅子少女、百花奏(ひゃっかかなで)が加わり声優同好会から声優部へとグレードアップすることとなる。
声優部の部活動が、ここに始まった――――――。
(左から、野原ゆう、百花奏、菩提樹仰子、真額詞葉)

感想
正直なところ、購入時はあまり期待していませんでした。
これをやるまでは、まだ昨年の人気声優のつくりかた(MintCUBE作)のイメージが残っておりましたので。
結論から言えば、遥かに想定を超えてきました。
2018年も数多の良い作品をクリアしてきましたが、本作も負けず劣らずの出来であると思います。
フォーカス点が違えば、テーマが似てても面白くなるのは割とガチ。
前書きはこのくらいにして。
ストーリーについて。
冒頭でも紹介しましたが、本作は声優部という部活を舞台にした作品です。
流れとしては、声優部を結成し、大会での実績を重ねていくという違えようの無い一本道です。
ド王道です。
私はゆう、仰子、奏、詞葉の順にクリアしましたが、この順序はまさしく正解であると思っています。(詞葉については強制的に最後)
ストーリー自体は然程長くはなかったため、長編物を最近やり始めた私は少し物足りなさはありましたが、逆に終わり時を逃してしまうことも考えられますので(3年間やるわけにもいきませんし)、妥当な締め方であったのかなと思います。
本作の凄いところは、まさしく声に特化した演出であると言えます。
全体ボリュームに対して、明らかにボイスありの部分が多い。
大会に向けて練習をするというストーリー上、同じ台本を何度も繰り返し練習するパートが多くありました。
しかし、あろうことか都度読み方が変わります。
最初は棒読みからスタートし、作中で指摘を受けながら都度修正をする。
声優さんの酷使が甚だしいつくりです(笑)
最初の棒読みから見ているだけに、最終パートである大会でのシーンは感動します。
こちらも演出上非常にうまく、テキストでは地の文を走らせつつもBGVとして、台本を読むボイスが流れます。
これがまた上手いのなんのって。
正直、声優さんを改めて凄いと思いました。
プレイ終了後、改めてキャストを振り返りましたが、いずれも名だたるベテラン声優さんばかり。
圧巻です。声豚ホイホイです。
BGVについては、回想シーンでもこだわりを感じました。
最近では多くの作品で、エロシーン中のBGVが実装されている場合が増えてきていますが、
地の文で流れる都合上、あるいは収録の都合上なのか、ループサウンドになるので、まぁ単純な息遣い(技量的には単純ではないと思われますが)の場合が割りとあります。
本作のBGVは、台詞が混ざってます。
あれ、それ会話文じゃね?と思うくらい、普通に単語が含まれているので正直びっくりしました。
少なからずこの演出は臨場感あがるいい演出だと思います。
脱線しましたが、ストーリー本筋としては、声優をやめた詞葉が、声優部での活動を通して(他のヒロイン√を通して)再び舞台に上がる流れとなっています。
奏と詞葉の最後のシーンは、特に要注目でした。
キャラクターについて。
かわいい。
最初はゆうを攻略に掛かりましたが、やることなすこと可愛くてどうしようか非常に悩みました。
エロトーク出来るのにサバサバ系(悪友)ポジションではなくて純情派ってどないせいと(語尾迷子)。
演技中に自慰行為始めちゃうし。
「でもでも」が頭に残りすぎてやばい。本当に。それと棒読み時の表情がイイ。
キャラクター的にはゆうが最高です。
仰子もイイ。
正直ネタ枠だと思っててサーセン。
あらあらまあまあのなあなあキャラかと思っていたら、百合ノ木先輩とのあれそれを通して、意外と意地っ張りで負けず嫌いの普通の子でした。正直あの添い寝のCGは破壊力あった。
百合ノ木先輩はビジュアル的に大好きだから、掘り下げてもらえたらナニかがあったかもしれないのになーとは思いましたが。(それは恐らく声優部が舞台ではなく、演劇部が舞台の物語になるのでしょう)
奏もイイ。
あわあわ、というよりあせあせしている感じが見ていてほっこりする。
不思議な魅力。
詞葉との更衣室イチャイチャとか、督の腕枕シーンとか、いろいろ見ごたえのあるCGがたくさんありました。
「セクハラです、でも許容範囲です」は個人的には割りと好き。キャラ付けするには少し弱かった気もしますが。
もしかして、最後には歩けるようになるとかそういうストーリーなのかと思ったけど、そうならなかったのは返ってあのラストシーンを盛り上げたような気がする。
詞葉はもうなんというかね。
そもそも当初の購入動機が詞葉だったので、待ちくたびれたぜ。
すき。
督をからかう時のこころんボイスも好き。
普段からからかってる割に、いっちょまえに拗ねたり督に甘えたりするのがすき。
本作はメインヒロイン達にストーリーを極振りしすぎて、サブキャラクターたちがあまり出てこなかったのが残念。
愛ちゃんとか百合ノ木先輩とか、詩先輩とか昌一も絶対もっと生きるキャラクターだし、そこはもったいなかったかなぁと思ったり。
システム面について。
ストーリーのところで散々語りましたので、省略。
音声演出がすばらしかった。
総評
コンパクトでありながらも、キャラクターの可愛さと演出にステータスを極振りしたダークホース。
ひとりでも好きな声優さんが居ればプレイ推奨。
良作です。
紹介
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