恋愛、借りちゃいました
ゲームデータ
タイトル:恋愛、借りちゃいました
発売元:ASa Project
発売日:2019/7/26
ヒロイン:5+2
END:7
CG:84
MUSIC:30
SCENE:26
属性:学園モノ・
インストール容量:3.43GB
備考:なし
ストーリー
新海幸(しんかい ゆき)はとある事情により妹との二人暮らしをしている。
今後の生活を考えると、アルバイトが必須であるが、学生が出来るアルバイトでの収入はたかがしれている。
そんな彼がたまたま見つけた新しいアルバイト。
日本初上陸、と称する人材レンタルのアルバイトであった。
最初のレンタルとしての派遣先はなんとクラスメイトの所であった。
クラスメイト、瀬川絵未の依頼は恋人のレンタルであった。
幸は学生生活の間はクラスのなかでも目立たない人物であったことが幸いし、無事依頼を完遂する。
絵未の頼みで、引続き恋人として務めることになる。
並行して、幸は別の場所でもレンタルされることになる。
「愛人」としてのレンタルを予備校教師である空路椿に。
「お兄ちゃん」としてのレンタルを泉ちなつ・こなつ姉妹に。
そして、何故か正体に気付かれてしまったクラスメイトの優等生、天満八純からは「夜のお友達」として。
あちこちにレンタルされることになり、大忙しとなってしまった幸の夏休みが始まった────。
瀬川絵未

天満八純

空路椿

泉こなつ/泉ちなつ

美浜咲希

小関桃子

感想
ASa Projectの9作目です。
今作もアサプロらしさが随所に見られる作品でした。
個人的に思うアサプロらしさが何かというと、キャラクターは同会社のSMEEと比較してナチュラル寄りであり、アホなノリが所々に仕込まれていたりしながらもなにか一つ芯があるような感じですね。伝わりませんね。
気を取り直して本作の良かった点を3本立てで。
>>1.これ、ヒロイン選ばせる気ないだろ
>>2.キミ達もヒロインだったのか・・・
>>3.妹ォォ!
1.これ、ヒロイン選ばせる気ないだろ
私は初見で、八純につられてしまって買ったクチなのですが、八純以外選びようのないストーリー構成になっていることに気がついてしまったのです。。。
最初に攻略したのは椿先生だったんですが、これは間違いなく最近ハマってた「ぼ○たちは勉○ができない」の桐○先生を想起させてしまったことが最初に選んでしまった理由だと思っています。
当然だな。(確信)
この干物女、もとい椿先生は先生なのですが堅物教師でもないので、そこそこ緩く攻略しました。八純あんまり出てこなくなるし。
次が問題だったのでした。
八純・絵未√分岐はある意味正攻法で選ぶことになるのですが、これが辛い。
エロゲーマーとしては全員攻略することはもはや必定なのですが、八純を選ばなかったときの八純のリアクションに妙な罪悪感が。。。
主人公が今に至るまでにいろいろ登場してくる八純はいわば幼馴染ヒロインといっても過言ではなく、それがたかだか数ヶ月もない付き合いの絵未に負けてしまうこの辛さ、昨今の幼馴染は負けヒロイン法則が働いてしまっていると思わずには居られない。
逆に八純を選んだときに他のヒロインに対して罪悪感は全くありません。
健気すぎるんです、八純。。。
2.キミ達もヒロインだったのか・・・
絵未の親友である咲希や八純が好きすぎる桃子も実はXXXできます。
処女ビッチ、の異名をもつ咲希ですが、その実照れ屋なところはちょっと心動かされます。
絵未には申し訳ないと思っている←嘘だ
なんか男友達のようなノリで絵未たちと絡んでいる桃子は実はすごい。
ヒロインのなかで一番ドキドキした(汗
絵未も八純も選ばない未来で桃子と相対したとき、その凄さがわかる。
サブヒロインなんてもったいないぞキミタチ。
3.妹ォォ!
本作随一の常識人枠、それが妹の月ちゃん。
ヒロインたちがある意味でぶっ飛んでばっかりなので、それを矯正しつつストーリーをすすめるには月ちゃんが必須です。
彼女がいなければこの物語は破綻している。
そもそも考えてみると主人公の幸がレンタルバイト始めることになったのも月ちゃんがキッカケだし、もっと言えば今の生活を始める切っ掛けになったのも月ちゃんであることを考えると、彼女がこの世界の神だったとしか言いようがない。
総評
八純が気に入ったら特におすすめ。
桃子が気になったら特におすすめ。
泉姉妹はいろいろ極振りしすぎてやばい。
オーソドックスなストーリーながらも、ポイントが抑えられている感じがしますね。
主人公がクラスメイトに正体ばれないなんてことが現実的かどうかについては議論の余地がありますが。。。
紹介
タイトル:恋愛、借りちゃいました
発売元:ASa Project
発売日:2019/7/26
ヒロイン:5+2
END:7
CG:84
MUSIC:30
SCENE:26
属性:学園モノ・
インストール容量:3.43GB
備考:なし
ストーリー
新海幸(しんかい ゆき)はとある事情により妹との二人暮らしをしている。
今後の生活を考えると、アルバイトが必須であるが、学生が出来るアルバイトでの収入はたかがしれている。
そんな彼がたまたま見つけた新しいアルバイト。
日本初上陸、と称する人材レンタルのアルバイトであった。
最初のレンタルとしての派遣先はなんとクラスメイトの所であった。
クラスメイト、瀬川絵未の依頼は恋人のレンタルであった。
幸は学生生活の間はクラスのなかでも目立たない人物であったことが幸いし、無事依頼を完遂する。
絵未の頼みで、引続き恋人として務めることになる。
並行して、幸は別の場所でもレンタルされることになる。
「愛人」としてのレンタルを予備校教師である空路椿に。
「お兄ちゃん」としてのレンタルを泉ちなつ・こなつ姉妹に。
そして、何故か正体に気付かれてしまったクラスメイトの優等生、天満八純からは「夜のお友達」として。
あちこちにレンタルされることになり、大忙しとなってしまった幸の夏休みが始まった────。
瀬川絵未

天満八純

空路椿

泉こなつ/泉ちなつ

美浜咲希

小関桃子

感想
ASa Projectの9作目です。
今作もアサプロらしさが随所に見られる作品でした。
個人的に思うアサプロらしさが何かというと、キャラクターは同会社のSMEEと比較してナチュラル寄りであり、アホなノリが所々に仕込まれていたりしながらもなにか一つ芯があるような感じですね。伝わりませんね。
気を取り直して本作の良かった点を3本立てで。
>>1.これ、ヒロイン選ばせる気ないだろ
>>2.キミ達もヒロインだったのか・・・
>>3.妹ォォ!
1.これ、ヒロイン選ばせる気ないだろ
私は初見で、八純につられてしまって買ったクチなのですが、八純以外選びようのないストーリー構成になっていることに気がついてしまったのです。。。
最初に攻略したのは椿先生だったんですが、これは間違いなく最近ハマってた「ぼ○たちは勉○ができない」の桐○先生を想起させてしまったことが最初に選んでしまった理由だと思っています。
当然だな。(確信)
この干物女、もとい椿先生は先生なのですが堅物教師でもないので、そこそこ緩く攻略しました。八純あんまり出てこなくなるし。
次が問題だったのでした。
八純・絵未√分岐はある意味正攻法で選ぶことになるのですが、これが辛い。
エロゲーマーとしては全員攻略することはもはや必定なのですが、八純を選ばなかったときの八純のリアクションに妙な罪悪感が。。。
主人公が今に至るまでにいろいろ登場してくる八純はいわば幼馴染ヒロインといっても過言ではなく、それがたかだか数ヶ月もない付き合いの絵未に負けてしまうこの辛さ、昨今の幼馴染は負けヒロイン法則が働いてしまっていると思わずには居られない。
逆に八純を選んだときに他のヒロインに対して罪悪感は全くありません。
健気すぎるんです、八純。。。
2.キミ達もヒロインだったのか・・・
絵未の親友である咲希や八純が好きすぎる桃子も実はXXXできます。
処女ビッチ、の異名をもつ咲希ですが、その実照れ屋なところはちょっと心動かされます。
絵未には申し訳ないと思っている←嘘だ
なんか男友達のようなノリで絵未たちと絡んでいる桃子は実はすごい。
ヒロインのなかで一番ドキドキした(汗
絵未も八純も選ばない未来で桃子と相対したとき、その凄さがわかる。
サブヒロインなんてもったいないぞキミタチ。
3.妹ォォ!
本作随一の常識人枠、それが妹の月ちゃん。
ヒロインたちがある意味でぶっ飛んでばっかりなので、それを矯正しつつストーリーをすすめるには月ちゃんが必須です。
彼女がいなければこの物語は破綻している。
そもそも考えてみると主人公の幸がレンタルバイト始めることになったのも月ちゃんがキッカケだし、もっと言えば今の生活を始める切っ掛けになったのも月ちゃんであることを考えると、彼女がこの世界の神だったとしか言いようがない。
総評
八純が気に入ったら特におすすめ。
桃子が気になったら特におすすめ。
泉姉妹はいろいろ極振りしすぎてやばい。
オーソドックスなストーリーながらも、ポイントが抑えられている感じがしますね。
主人公がクラスメイトに正体ばれないなんてことが現実的かどうかについては議論の余地がありますが。。。
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月の彼方で逢いましょう
今日は七夕ですね。。。
私の住んでいるところは残念ながら生憎の悪天候でしたが、場所によっては窓から天の川を観ながら「星空のメモリア」をやる、というような乙な遊戯をされている方もいるのでしょうか。うらやましいですな。。。
ゲームデータ
タイトル:月の彼方で逢いましょう
発売元:tone works
発売日:2019/06/28
ヒロイン:7
END:7
CG:108
MUSIC:41
SCENE:23
属性:ストーリー重視
インストール容量:6.47GB
備考:なし
ストーリー
黒野奏汰は文藝部に所属する2年生。
友人たちと日々変わらない日常を送る奏汰。
周囲には言っていないが、最近は自作小説の執筆活動が日課となっている。
そんな彼のクラスには目立つ学生がいた。
新谷灯華。
最近転校してきたばかりだが、遅刻・居眠りの常習犯で、夜間徘徊など良くない噂もある、所謂不良学生である。
周囲からも遠巻きに見られがちの灯華であったが、奏汰は灯華とそれなりの付き合いがあった。
ひょんなことから生徒指導に追われる灯華を匿ったときのことである。
その時、彼の小説を読まれてしまったことから、彼女とは少し話すようになったのだ。
灯華に振り回されながら、奏汰の日常は少しずつ回り始めた────。

(左から、松宮霧子、倉橋聖衣良、佐倉雨音、新谷灯華、日紫喜うぐいす、岬栞菜、月ヶ洞きらり)
感想
久々ですね、toneworks。
相変わらず本作もストーリーがとても長い仕様です。腰を据えてクリアしないと大変でした。
管理人は、栞菜、きらり、霧子、うぐいす、聖衣良、雨音、灯華の順番に攻略しました。
ストーリーについて。
公式でも紹介されていたが、本作のストーリーは学生時代の主人公を中心としたパートと、社会人になった主人公を中心としたパートの2部構成である。
一部のヒロインは2部からの登場となるし、1部の結果次第では1部のヒロインは2部には殆ど登場しない。
キーとなるのは”未来と過去をスマホで繋げたらどんな後悔をやり直すのか”であるが、一部のヒロインにしか関係ない。
こと学生時代においては共通√が本当に日常感ありすぎて逆に難しいストーリーだと思った。
ゲームのストーリーとしてはありがちな、冒頭での転校生挨拶であったり、一緒に部活をやって云々であったり何かしら特徴的なものがあるはずなのだが、それも無い。
ただ、不思議なことに共通ルートだと思っていたらいつのまにか分岐してたりするなど、不自然じゃない感じはよいと思った。
気がついたら他のヒロインがフェードアウトしている恐ろしさは割りとあった。
私はメインは後にとっておく派なので、先にサブヒロイン(大人組)を攻略した。
大人組攻略のためには、1部のヒロイン達に対して存分なスルースキルを発動すれば問題ない。
共通√のまま2部に入ると、主人公は出版社の編集担当になっていて、そこからサブヒロインたちとの交流が始まる。
栞菜√。
少女マンガ家。女子校通いで異性に免疫が無いという彼女。
売れ行きが良くない彼女の編集になった奏汰が、あれこれテコ入れをやるストーリーだった。
でまああれこれやっている間にトゥンクしちゃうのだが。
いや、見事にこじらせている感じがあって良いヒロインだった。
編集者と作家の恋愛禁止、などと冒頭で言っておきながら結局そうなるのかよ。
こじらせた結果逃げていった栞菜を追いかける所は勢いある主人公でよかった。
なお付き合ってからのイチャイチャぶりは酷く、霧子さんが呆れるのもわからなくはない。
きらり√
小説家。こじらせている栞菜とは正反対のタイプで、性に奔放な女性。
童貞こじらせた奏汰をついに押し切ってしまう強気な女性である。
奏汰をよく振り回してくれるタイプで、彼女ががんがんストーリーを進めてくれるので正直テンポは凄く良い。
そんな奔放な感じでありながら、意外と家庭的な上に孝行娘のようなシーンもあり、いいギャップもある。
某バスルームのCGは最初何が起こったのかわからなかったが、片方でネオンサインに彩られてそうな雰囲気を持ちつつ田舎の古民家で料理をするのも似合う不思議なヒロインだった。
やってて楽しかった。性に奔放なくせにシーン数少ないんですけど。。。
霧子√
奏汰と同じ出版社の編集長。
仕事ができるバリキャリ系ヒロイン。
そんな彼女との個別ルートは”結婚”がテーマである。
30代後半に差し掛かって、親からのプレッシャーに押し負けた彼女が婚活を始めるのがきっかけ。
いや、もうこれは明らかにキャラデザで勝ったでしょう。
雑誌企画で婚活する奏汰の相手としていろいろやっちゃう感じ。
雑誌の中で暴露しちゃう奏汰、手段を選ばないのが凄くいい。
年齢もあって、大人なデートもがっつりやってるあたり、他のヒロインと違う。
ナイトプールとか絶対回想1枠入れるべきシチュエーションなのに何故ないのか。
髪を下ろしているCGも欲しかったんですがそれは。(立ち絵にしかない)
バーでのシーンが一番多いですが、そこも他と雰囲気が違って面白い。こんな人は現実には居ない(確信)。
こじらせてるわけでもないので、終始大人なヒロインでした。
総じてサブヒロインたちは尺が短い(当然ですが)。
その割りに、皆タイプが完全に分かれていて且つそれぞれが魅力的なヒロインです。
惜しむらくは回想が少ない。いや、読んでるだけでエロシチュパターンいくらでも生成出来そうな気がするので非常にもったいない。
続いてメインヒロイン。
うぐいす√
学生編から続く。
奏汰が自作小説を書くきっかけにもなっているので、メインヒロインたちの中では明らかに別格のはず。
フラグ管理を失敗してまさかのメインヒロインの一番手で攻略してしまった。
彼女が身体に抱える事情から、恋愛は出来ないといいながらも奏汰の押しとうぐいすの気持ちが上手くいって付き合うことに。
持病が悪化して卒業前最後の数ヶ月学校に通えなくなった彼女を支える奏汰とクラスメートたち。
最後は治療のため遠距離恋愛になるが、治療できてめでたしめでたし。⇒大人編へ。
大人編ではまさかの小説化デビューを果たす奏汰。
立場が変わったので、先に攻略した霧子やきらりとも別の会話が発生します。奏汰の人生が複数パターンで見られるのはあまり観たことがない構成なので、チャレンジした面白いシナリオだと思いました。
お、困難を乗り越えていい感じですね。
アフターでまさかのどんでん返しされてどうしよう、となりましたが。
嘘だろおまえ、完治してないどころか治療を途中で止めてるとか斜め上過ぎて困った。
奏汰がとても病みます。
なお病んでいる間のストーリーで私の中の聖衣良株ときらり株が急上昇しました。
そして病んだ奏汰は、過去と繋ぐことができたスマホでうぐいすが助かる方法を選択するのでした。
いや、本作中で一番重たいストーリーでした。
酷い。うぐいす先輩は他ヒロインの√でも、アフター編で一部登場しますがその時の先輩は完治しているようです。
どうやらポニーテールの先輩は病気に勝った先輩で、ショートにした先輩は病気に負けた先輩らしい。
こういう細かい設定は好きです。
名前がそもそもどうなんだ、という思いはありましたが憂鬱になるシナリオ。
他のヒロインと温度差ありすぎませんかね。
聖衣良√
先のうぐいす先輩√で株が爆上げした聖衣良。
学生編では12歳。あ、おまわりさんこちらです。
家庭の事情はありましたが、他のヒロインと違ってグイグイくる感じがよい。
カフェでのあれそれとか、初恋なんだなぁ・・・とか妙なパパ目線にさせられるヒロインです。⇒大人編へ。
ただのマセガキだったはずの聖衣良が凄くエロく魅力的になって帰ってきました。
そうか、幼馴染シチュエーションになるのかこれは。
大人になっても変わらない想いに対してスレてしまった奏汰が何か残念な感じに。
終始可愛い聖衣良。
いや、聖衣良ちゃん本当にかわいかった。
雨音√
先のコンセプトのなかで重要なスマホ”エンデュミオン”の謎に迫るシナリオ。
全編通して思ったのは、灯華√との違い。
灯華ストーリーはどちらかと言えば闇の深いシナリオですが、雨音ストーリーは光のシナリオだと思った。
不思議なことに二人が抱えているものは似通っているのに、それに対するアプローチがこんなに違うのかと感じさせられるいいシナリオ。
お母さん美人過ぎるやで。
ポールグレイの凄まじさに正直驚きを隠せないです。パスワードの件は震えた。
雨音√に入ってからの雨音の甘え具合も凄い。
作中に登場したTVディナーは調べました。そういう食事があるとは知らなかった。勉強になるな。
軍曹との別れは辛かった。
雨音はメインヒロインたちのなかではダントツエロい。いやほんとに。これがメリケンの血か。
「でんじゃらすきゅーとはっかーレインちゃん」は必聴。課題曲ですよこれ。
D-WAVEの原理は意外とSF関連ではメジャーらしいということもわかったのでもう少し調べてみたいですね。
灯華√。
先に書いたとおり、雨音とは正反対。
多分プレイしてもらえればわかるんですが、ここまで他のヒロインを攻略していれば灯華に関するあれそれの謎が解けていくストーリーはアハ体験です。
大人になった灯華とイチャイチャする回想はまだですか。
灯華は確かに本作のメインメインヒロインなんですが、若干シナリオ的にぶっ飛んでる感じがしましたね。
いや、なかなかヤバイことしてますね彼女。
どちらかと言えば、もう少し退廃的なシナリオを勝手に期待していたところもあるのですが。
まぁでも最後のシーンはやっぱりクる所はありました。途中で好意を断ち切られてから漸くの再会だったので。
最後に攻略するべきだと思います。
総評
つらつらと書いたが、個々のヒロインがよく練り上げられていて、飽きさせないのは非常に良い。
共通ルートがずば抜けて面白いとは思わなかったのでさっさと個別に入りたいと思わせるストーリー。
描写はたくさんあって、先の髪型などディテールもちゃんと凝っていて丁寧。
エロシーンが足りないことだけは残念だが、それは予め公式でも明記しているのでそれを承知した上でなら充分。
紹介
私の住んでいるところは残念ながら生憎の悪天候でしたが、場所によっては窓から天の川を観ながら「星空のメモリア」をやる、というような乙な遊戯をされている方もいるのでしょうか。うらやましいですな。。。
ゲームデータ
タイトル:月の彼方で逢いましょう
発売元:tone works
発売日:2019/06/28
ヒロイン:7
END:7
CG:108
MUSIC:41
SCENE:23
属性:ストーリー重視
インストール容量:6.47GB
備考:なし
ストーリー
黒野奏汰は文藝部に所属する2年生。
友人たちと日々変わらない日常を送る奏汰。
周囲には言っていないが、最近は自作小説の執筆活動が日課となっている。
そんな彼のクラスには目立つ学生がいた。
新谷灯華。
最近転校してきたばかりだが、遅刻・居眠りの常習犯で、夜間徘徊など良くない噂もある、所謂不良学生である。
周囲からも遠巻きに見られがちの灯華であったが、奏汰は灯華とそれなりの付き合いがあった。
ひょんなことから生徒指導に追われる灯華を匿ったときのことである。
その時、彼の小説を読まれてしまったことから、彼女とは少し話すようになったのだ。
灯華に振り回されながら、奏汰の日常は少しずつ回り始めた────。

(左から、松宮霧子、倉橋聖衣良、佐倉雨音、新谷灯華、日紫喜うぐいす、岬栞菜、月ヶ洞きらり)
感想
久々ですね、toneworks。
相変わらず本作もストーリーがとても長い仕様です。腰を据えてクリアしないと大変でした。
管理人は、栞菜、きらり、霧子、うぐいす、聖衣良、雨音、灯華の順番に攻略しました。
ストーリーについて。
公式でも紹介されていたが、本作のストーリーは学生時代の主人公を中心としたパートと、社会人になった主人公を中心としたパートの2部構成である。
一部のヒロインは2部からの登場となるし、1部の結果次第では1部のヒロインは2部には殆ど登場しない。
キーとなるのは”未来と過去をスマホで繋げたらどんな後悔をやり直すのか”であるが、一部のヒロインにしか関係ない。
こと学生時代においては共通√が本当に日常感ありすぎて逆に難しいストーリーだと思った。
ゲームのストーリーとしてはありがちな、冒頭での転校生挨拶であったり、一緒に部活をやって云々であったり何かしら特徴的なものがあるはずなのだが、それも無い。
ただ、不思議なことに共通ルートだと思っていたらいつのまにか分岐してたりするなど、不自然じゃない感じはよいと思った。
気がついたら他のヒロインがフェードアウトしている恐ろしさは割りとあった。
私はメインは後にとっておく派なので、先にサブヒロイン(大人組)を攻略した。
大人組攻略のためには、1部のヒロイン達に対して存分なスルースキルを発動すれば問題ない。
共通√のまま2部に入ると、主人公は出版社の編集担当になっていて、そこからサブヒロインたちとの交流が始まる。
栞菜√。
少女マンガ家。女子校通いで異性に免疫が無いという彼女。
売れ行きが良くない彼女の編集になった奏汰が、あれこれテコ入れをやるストーリーだった。
でまああれこれやっている間にトゥンクしちゃうのだが。
いや、見事にこじらせている感じがあって良いヒロインだった。
編集者と作家の恋愛禁止、などと冒頭で言っておきながら結局そうなるのかよ。
こじらせた結果逃げていった栞菜を追いかける所は勢いある主人公でよかった。
なお付き合ってからのイチャイチャぶりは酷く、霧子さんが呆れるのもわからなくはない。
きらり√
小説家。こじらせている栞菜とは正反対のタイプで、性に奔放な女性。
童貞こじらせた奏汰をついに押し切ってしまう強気な女性である。
奏汰をよく振り回してくれるタイプで、彼女ががんがんストーリーを進めてくれるので正直テンポは凄く良い。
そんな奔放な感じでありながら、意外と家庭的な上に孝行娘のようなシーンもあり、いいギャップもある。
某バスルームのCGは最初何が起こったのかわからなかったが、片方でネオンサインに彩られてそうな雰囲気を持ちつつ田舎の古民家で料理をするのも似合う不思議なヒロインだった。
やってて楽しかった。性に奔放なくせにシーン数少ないんですけど。。。
霧子√
奏汰と同じ出版社の編集長。
仕事ができるバリキャリ系ヒロイン。
そんな彼女との個別ルートは”結婚”がテーマである。
30代後半に差し掛かって、親からのプレッシャーに押し負けた彼女が婚活を始めるのがきっかけ。
いや、もうこれは明らかにキャラデザで勝ったでしょう。
雑誌企画で婚活する奏汰の相手としていろいろやっちゃう感じ。
雑誌の中で暴露しちゃう奏汰、手段を選ばないのが凄くいい。
年齢もあって、大人なデートもがっつりやってるあたり、他のヒロインと違う。
ナイトプールとか絶対回想1枠入れるべきシチュエーションなのに何故ないのか。
髪を下ろしているCGも欲しかったんですがそれは。(立ち絵にしかない)
バーでのシーンが一番多いですが、そこも他と雰囲気が違って面白い。こんな人は現実には居ない(確信)。
こじらせてるわけでもないので、終始大人なヒロインでした。
総じてサブヒロインたちは尺が短い(当然ですが)。
その割りに、皆タイプが完全に分かれていて且つそれぞれが魅力的なヒロインです。
惜しむらくは回想が少ない。いや、読んでるだけでエロシチュパターンいくらでも生成出来そうな気がするので非常にもったいない。
続いてメインヒロイン。
うぐいす√
学生編から続く。
奏汰が自作小説を書くきっかけにもなっているので、メインヒロインたちの中では明らかに別格のはず。
フラグ管理を失敗してまさかのメインヒロインの一番手で攻略してしまった。
彼女が身体に抱える事情から、恋愛は出来ないといいながらも奏汰の押しとうぐいすの気持ちが上手くいって付き合うことに。
持病が悪化して卒業前最後の数ヶ月学校に通えなくなった彼女を支える奏汰とクラスメートたち。
最後は治療のため遠距離恋愛になるが、治療できてめでたしめでたし。⇒大人編へ。
大人編ではまさかの小説化デビューを果たす奏汰。
立場が変わったので、先に攻略した霧子やきらりとも別の会話が発生します。奏汰の人生が複数パターンで見られるのはあまり観たことがない構成なので、チャレンジした面白いシナリオだと思いました。
お、困難を乗り越えていい感じですね。
アフターでまさかのどんでん返しされてどうしよう、となりましたが。
嘘だろおまえ、完治してないどころか治療を途中で止めてるとか斜め上過ぎて困った。
奏汰がとても病みます。
なお病んでいる間のストーリーで私の中の聖衣良株ときらり株が急上昇しました。
そして病んだ奏汰は、過去と繋ぐことができたスマホでうぐいすが助かる方法を選択するのでした。
いや、本作中で一番重たいストーリーでした。
酷い。うぐいす先輩は他ヒロインの√でも、アフター編で一部登場しますがその時の先輩は完治しているようです。
どうやらポニーテールの先輩は病気に勝った先輩で、ショートにした先輩は病気に負けた先輩らしい。
こういう細かい設定は好きです。
名前がそもそもどうなんだ、という思いはありましたが憂鬱になるシナリオ。
他のヒロインと温度差ありすぎませんかね。
聖衣良√
先のうぐいす先輩√で株が爆上げした聖衣良。
学生編では12歳。
家庭の事情はありましたが、他のヒロインと違ってグイグイくる感じがよい。
カフェでのあれそれとか、初恋なんだなぁ・・・とか妙なパパ目線にさせられるヒロインです。⇒大人編へ。
ただのマセガキだったはずの聖衣良が凄く
そうか、幼馴染シチュエーションになるのかこれは。
大人になっても変わらない想いに対してスレてしまった奏汰が何か残念な感じに。
終始可愛い聖衣良。
いや、聖衣良ちゃん本当にかわいかった。
雨音√
先のコンセプトのなかで重要なスマホ”エンデュミオン”の謎に迫るシナリオ。
全編通して思ったのは、灯華√との違い。
灯華ストーリーはどちらかと言えば闇の深いシナリオですが、雨音ストーリーは光のシナリオだと思った。
不思議なことに二人が抱えているものは似通っているのに、それに対するアプローチがこんなに違うのかと感じさせられるいいシナリオ。
お母さん美人過ぎるやで。
ポールグレイの凄まじさに正直驚きを隠せないです。パスワードの件は震えた。
雨音√に入ってからの雨音の甘え具合も凄い。
作中に登場したTVディナーは調べました。そういう食事があるとは知らなかった。勉強になるな。
軍曹との別れは辛かった。
雨音はメインヒロインたちのなかではダントツエロい。いやほんとに。これがメリケンの血か。
「でんじゃらすきゅーとはっかーレインちゃん」は必聴。課題曲ですよこれ。
D-WAVEの原理は意外とSF関連ではメジャーらしいということもわかったのでもう少し調べてみたいですね。
灯華√。
先に書いたとおり、雨音とは正反対。
多分プレイしてもらえればわかるんですが、ここまで他のヒロインを攻略していれば灯華に関するあれそれの謎が解けていくストーリーはアハ体験です。
大人になった灯華とイチャイチャする回想はまだですか。
灯華は確かに本作のメインメインヒロインなんですが、若干シナリオ的にぶっ飛んでる感じがしましたね。
いや、なかなかヤバイことしてますね彼女。
どちらかと言えば、もう少し退廃的なシナリオを勝手に期待していたところもあるのですが。
まぁでも最後のシーンはやっぱりクる所はありました。途中で好意を断ち切られてから漸くの再会だったので。
最後に攻略するべきだと思います。
総評
つらつらと書いたが、個々のヒロインがよく練り上げられていて、飽きさせないのは非常に良い。
共通ルートがずば抜けて面白いとは思わなかったのでさっさと個別に入りたいと思わせるストーリー。
描写はたくさんあって、先の髪型などディテールもちゃんと凝っていて丁寧。
エロシーンが足りないことだけは残念だが、それは予め公式でも明記しているのでそれを承知した上でなら充分。
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