少女神域∽少女天獄 -The Garden of fifth Zoa-
そろそろ、夏季休暇が近付いております。
当方、試験期間がもうすぐ終わりそうであります。
単位もオワタかもしれませんが\(^o^)/
コミケにアニサマに、そして9月のゆかりん横浜にも行ける事になりましてテンションが上がり続けてます。
危険領域です。
ゲームデータ
タイトル:少女神域∽少女天獄-The Garden of Fifth Zoa-
発売元:Lass
発売日:2013/04/26
ヒロイン:4
END:11(BAD含む)
CG:84
MUSIC:28
SCENE:11
属性:ストーリー重視・伝奇系
インストール容量:4.05GB
備考:修正パッチ
ストーリー
主人公の稜祁恂は大学生である。
故郷を遠く離れ大学生として生活していたが、故郷の街・佳城市で20年に一度の特別な神事が行われるという事で、本意ではないながらも幼馴染の迪希や融と共に帰省する事になる。
恂たちの故郷である佳城市は変わった街である。
それは、街を囲むようにして作られている石壁の存在である。
その存在が、彼を街の外へと駆り立てた原因でもある。
帰省した恂が出会ったのは幼い頃は共に遊び、今は疎遠となってしまった少女・碧織。
そして恂の妹である祥那、その友人である愛莉。
迪希を含めたこの4人が神事にて巫女として神楽を舞うのである。
神事を行うための準備で活気付く街。
しかしその裏で計画されている事を恂はまだ―――知らない。




感想
A:「奥様聞きまして?このゲーム、キャッチコピーが『物語は、いつも幸せな結末とは限らない。』なんですよ!」
B:「ええ、一体どういうことなんでしょうねぇ……?煽りが上手いわね」
なんて思いながらプレイしてたらこれだよ全く。
実のところLassのゲームやるのは初めてなもので、Lassに関してはとんでもなくにわかだと思ってますが。
あー、攻略に時間がかかった。
エロ向きではありませんが、愛はあります。
それでは。
サブタイトルのThe Garden of Fifth Zoaというのはグーグル先生やwikipedia先生によりますと第五存在の庭ということになると推測されます。
Zoaというのは預言詩で登場する宇宙を構成している基本存在のことだそうで、語源は獣達ということだそうですね。ここでは神話体系の主要人物を4人のZoa達としています。(wikipedia参照)
つまり5人目の主要人物=主人公を含めた者たちの庭、物語であると示しているのかもしれません。
まさしくハッピーエンドとは何か。
主人公がヒロインを守って死に、その子と共にヒロインが生きる。それが正しいエンドになっています。
一方で怪物と化した主人公とヒロインが一体になるのをバッドエンドとしています。
登場人物たちからしたらどちらがハッピーエンドなのだろうか、と。
またただ一人TRUEエンドと思われるエンドがあります。しかしそこでも、恐らく主人公とヒロイン以外の人たちは皆全滅してしまっているのかもしれません。BGM名によると、どうやら1000年後のようなので。
確かにいつもハッピーエンドとは限らないとは言いますが、ハッピーエンド少なすぎ(笑)
ストーリーについて。
一つの街を舞台にした伝奇ものと思われるストーリー展開です。街で行われる神事、そしてそれに関わる歴史・伝承・御伽噺・言い伝えなどなど。
そしてそこから主人公達にどう関わってくるのかという展開です。
話を理解、というか掴むまでは置いてけぼり感が凄いです。
最初にプレイしていたときは、もしかしてこれは前作からの続編とかそういう初見殺しなゲームなのか?などと考えていましたが、そうでは無いようですね。
何より主人公も話の展開についていけてないようでしたから我々は主人公と同じ陣営です(←意味不明)。
私の経験としては、
故郷に久しぶりに帰ってくる→昔の知り合いが凄くかわいくなってる→恋心→ハッピーエンドというのが帰省ストーリーの常道だったんですが、その要素は無いですね。
伏線をいろいろ張っていてそしてそれが全て回収されること無いと言う。
これはプレイヤーに察しろということなんでしょうか。
以下考察です。
主人公は何かよからぬもの(石)を体内に所持している。
神事とは、石の力を削ぐために所持者と子を為すこと。
→その後もとの所有者は殺される。
→そしてその子に石が継承される。
石の所有者は何らかの要因で怪物化する。
主人公の祖父・元は全てを承知の上で怪物化するまえに神事を執り行い死亡。
主人公の父・コウとその妻はそれから逃れようとして夫妻共に死亡。
主人公の夢に出てくる逃走の回想は母に抱えられて逃げているところのようですね。
そして、ヒロインたちの家は昔からその神事を行っている御三家的なものである。
その親・祖父母は家の仕来りとか主人公の親祖父に対しての想いとかが色々あると。
主人公の義母は、全く街と関係ない外部の人(実母の友人)で歴史学者。
とまあ主人公はどうあっても殺されてしまうと言う詰み人生です。
背後関係などの説明が薄いのは察してくれと言う意味なんでしょうか。
想像力を働かせるストーリーですね。
葵が死んでしまった時はさすがに驚きましたが。
キャラクターについて。
サブキャラのことをもう少し掘り下げて欲しかったと思います。
葵も融も死んでしまうと言う。特に葵は残酷でありました。
ヒロイン勢について。
ゆきは一番柵に囚われたヒロインです。祖父が今回の神事の実質的な主導者であるというのはさすがに対抗するのは難しいのでしょう。彼女の母は既に屈していますし。
しかし主人公の前で笑顔を忘れない。例えこの先が明るくないとしても。
流石です。正統派ヒロインです。
みおりは悩むヒロインです。想い人が神事によって死んでしまうかもしれないともなれば疎遠になってしまう、というか素っ気無い態度になってしまうのはどうしようもない事なのではないかと思います。というか、今まで通りに接するのは精神的にキツイと思います。
彼女の祖母はゆきの祖父と比べてやや自由です。彼女に足掻く事は決して阻まれることではないというのを暗に告げています。
愛莉は身体が弱いヒロインです。が、一番芯の強いヒロインであるとも思います。
怒ったり泣いたりすることが余り無いですが、それだけにここぞと言う時の感情の起伏は凄いです。
理知的なヒロインです。
彼女の母はやや慣習寄りではありますが、それも愛莉至上主義者です。
彼女の叔父は反慣習寄りでありますが、それでも愛莉至上主義者だと思います。
「全ては愛莉のために」
祥那はヒロインのなかでは最も一般人寄りのヒロインです。
神事で行われることの仔細も知らず、他のヒロインたちが抱えている葛藤もなかったのでしょう。
しかし、彼女の強さは家族にあります。
兄のため、母のため。それだけで多分彼女は戦えるのでしょう。
だから彼女は誰も辿り着けなかった、主人公との未来へと辿り着いたのかもしれません。
紹介
当方、試験期間がもうすぐ終わりそうであります。
単位もオワタかもしれませんが\(^o^)/
コミケにアニサマに、そして9月のゆかりん横浜にも行ける事になりましてテンションが上がり続けてます。
危険領域です。
ゲームデータ
タイトル:少女神域∽少女天獄-The Garden of Fifth Zoa-
発売元:Lass
発売日:2013/04/26
ヒロイン:4
END:11(BAD含む)
CG:84
MUSIC:28
SCENE:11
属性:ストーリー重視・伝奇系
インストール容量:4.05GB
備考:修正パッチ
ストーリー
主人公の稜祁恂は大学生である。
故郷を遠く離れ大学生として生活していたが、故郷の街・佳城市で20年に一度の特別な神事が行われるという事で、本意ではないながらも幼馴染の迪希や融と共に帰省する事になる。
恂たちの故郷である佳城市は変わった街である。
それは、街を囲むようにして作られている石壁の存在である。
その存在が、彼を街の外へと駆り立てた原因でもある。
帰省した恂が出会ったのは幼い頃は共に遊び、今は疎遠となってしまった少女・碧織。
そして恂の妹である祥那、その友人である愛莉。
迪希を含めたこの4人が神事にて巫女として神楽を舞うのである。
神事を行うための準備で活気付く街。
しかしその裏で計画されている事を恂はまだ―――知らない。




感想
A:「奥様聞きまして?このゲーム、キャッチコピーが『物語は、いつも幸せな結末とは限らない。』なんですよ!」
B:「ええ、一体どういうことなんでしょうねぇ……?煽りが上手いわね」
なんて思いながらプレイしてたらこれだよ全く。
実のところLassのゲームやるのは初めてなもので、Lassに関してはとんでもなくにわかだと思ってますが。
あー、攻略に時間がかかった。
エロ向きではありませんが、愛はあります。
それでは。
サブタイトルのThe Garden of Fifth Zoaというのはグーグル先生やwikipedia先生によりますと第五存在の庭ということになると推測されます。
Zoaというのは預言詩で登場する宇宙を構成している基本存在のことだそうで、語源は獣達ということだそうですね。ここでは神話体系の主要人物を4人のZoa達としています。(wikipedia参照)
つまり5人目の主要人物=主人公を含めた者たちの庭、物語であると示しているのかもしれません。
まさしくハッピーエンドとは何か。
主人公がヒロインを守って死に、その子と共にヒロインが生きる。それが正しいエンドになっています。
一方で怪物と化した主人公とヒロインが一体になるのをバッドエンドとしています。
登場人物たちからしたらどちらがハッピーエンドなのだろうか、と。
またただ一人TRUEエンドと思われるエンドがあります。しかしそこでも、恐らく主人公とヒロイン以外の人たちは皆全滅してしまっているのかもしれません。BGM名によると、どうやら1000年後のようなので。
確かにいつもハッピーエンドとは限らないとは言いますが、ハッピーエンド少なすぎ(笑)
ストーリーについて。
一つの街を舞台にした伝奇ものと思われるストーリー展開です。街で行われる神事、そしてそれに関わる歴史・伝承・御伽噺・言い伝えなどなど。
そしてそこから主人公達にどう関わってくるのかという展開です。
話を理解、というか掴むまでは置いてけぼり感が凄いです。
最初にプレイしていたときは、もしかしてこれは前作からの続編とかそういう初見殺しなゲームなのか?などと考えていましたが、そうでは無いようですね。
何より主人公も話の展開についていけてないようでしたから我々は主人公と同じ陣営です(←意味不明)。
私の経験としては、
故郷に久しぶりに帰ってくる→昔の知り合いが凄くかわいくなってる→恋心→ハッピーエンドというのが帰省ストーリーの常道だったんですが、その要素は無いですね。
伏線をいろいろ張っていてそしてそれが全て回収されること無いと言う。
これはプレイヤーに察しろということなんでしょうか。
以下考察です。
主人公は何かよからぬもの(石)を体内に所持している。
神事とは、石の力を削ぐために所持者と子を為すこと。
→その後もとの所有者は殺される。
→そしてその子に石が継承される。
石の所有者は何らかの要因で怪物化する。
主人公の祖父・元は全てを承知の上で怪物化するまえに神事を執り行い死亡。
主人公の父・コウとその妻はそれから逃れようとして夫妻共に死亡。
主人公の夢に出てくる逃走の回想は母に抱えられて逃げているところのようですね。
そして、ヒロインたちの家は昔からその神事を行っている御三家的なものである。
その親・祖父母は家の仕来りとか主人公の親祖父に対しての想いとかが色々あると。
主人公の義母は、全く街と関係ない外部の人(実母の友人)で歴史学者。
とまあ主人公はどうあっても殺されてしまうと言う詰み人生です。
背後関係などの説明が薄いのは察してくれと言う意味なんでしょうか。
想像力を働かせるストーリーですね。
葵が死んでしまった時はさすがに驚きましたが。
キャラクターについて。
サブキャラのことをもう少し掘り下げて欲しかったと思います。
葵も融も死んでしまうと言う。特に葵は残酷でありました。
ヒロイン勢について。
ゆきは一番柵に囚われたヒロインです。祖父が今回の神事の実質的な主導者であるというのはさすがに対抗するのは難しいのでしょう。彼女の母は既に屈していますし。
しかし主人公の前で笑顔を忘れない。例えこの先が明るくないとしても。
流石です。正統派ヒロインです。
みおりは悩むヒロインです。想い人が神事によって死んでしまうかもしれないともなれば疎遠になってしまう、というか素っ気無い態度になってしまうのはどうしようもない事なのではないかと思います。というか、今まで通りに接するのは精神的にキツイと思います。
彼女の祖母はゆきの祖父と比べてやや自由です。彼女に足掻く事は決して阻まれることではないというのを暗に告げています。
愛莉は身体が弱いヒロインです。が、一番芯の強いヒロインであるとも思います。
怒ったり泣いたりすることが余り無いですが、それだけにここぞと言う時の感情の起伏は凄いです。
理知的なヒロインです。
彼女の母はやや慣習寄りではありますが、それも愛莉至上主義者です。
彼女の叔父は反慣習寄りでありますが、それでも愛莉至上主義者だと思います。
「全ては愛莉のために」
祥那はヒロインのなかでは最も一般人寄りのヒロインです。
神事で行われることの仔細も知らず、他のヒロインたちが抱えている葛藤もなかったのでしょう。
しかし、彼女の強さは家族にあります。
兄のため、母のため。それだけで多分彼女は戦えるのでしょう。
だから彼女は誰も辿り着けなかった、主人公との未来へと辿り着いたのかもしれません。
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