できない私が、くり返す。-I will start over again and again for you-
無事帰ってきました。
WhiteAlbum2の舞台ともなったフランスのストラスブールはいいとこです。
丸一日たっぷりと届かない恋とかをヘッドホンで聴きながら街中を歩いて回りました。
残念だったのは、治安上の懸念で駅がライトアップされる時間まで要られなかったこと・・・夜8時まで居たんですが。
それと、時期が冬ではなかったことですかね。クリスマスツリーも当然なかったし。
いずれリベンジしたいと思います。
さて今日はあかべぇ3から。
ゲームデータ
タイトル:できない私が、くり返す。
発売元:あかべぇそふと3
発売日:2014/08/29
ヒロイン:4
END:6
CG:98
MUSIC:26
SCENE:18
属性:時間遡行(ただしSFではない)・病み描写・シリアス・3P
インストール容量:2.90GB
備考:なし
ストーリー
大崎陸は旅人であった。
各地を渡り歩き、行く先々で見つける困っている人達を助ける『人助け』を生業とする。
その手に『時間遡行は出来るが未来は変えられない』時計を持って。
そんな彼が、ある街にやってきたところからこの物語は始まる。
街に着いた彼を出迎えたのは・・・リンゴだった。
詩乃

未喜

ゆめ

藍里

漣

感想
うん、まあ。別にリンゴゲームじゃないんですけれど。ちょっと意味深な書き方してみました。
まあそんな話です。ヒロインたちと主人公が交友を重ねていくといずれ時間遡行をする機会が訪れるという展開。
タイトルの『私』とは誰なのか。主人公なのか。私と書くことで性別固定を防いだのかもしれない。
サブタイを翻訳すると、わたしはあなたのために何度も何度もくり返すとなるから、明確なあなたという対象が現れる。
それは果たしてメインヒロインの詩乃なのか。
それとも嘗ての想い人、漣なのか。
うーん。
ストーリーについて。
初めに言っておくと、ヒロインが死ぬゲームを私は肯定しません。
そんなことになるくらいだったらご都合主義でも何でもいいからハッピーエンドになればいいのに、と思う程度には自分が歪んでいるとは思っております。それを前提に。
最初。未喜ルート。
いや、もう見るからに管理人が好きそうな容姿してるじゃないですかやだー。ということで始めたんですが、まあ普通。
ちょっとシスコンなお兄ちゃんと戦うお話です。うん、普通。
次、藍里ルート。
これまた好きそうな容姿!(節操なし)
とぼけた一面の目立つ藍里がスポーツに真剣に取り組むスポ根展開。
ああ、何か燃えるなぁ・・・。ライバルキャラはヒロインじゃないのか・・・、なんて考えてました。
次、ゆめルート。
ある意味誤算だったのはこのルート。
ゆめ自体には(他の三人と比べると)あまり期待はしていなかったのですが、とんでもないダークホースがこのルートには潜んでいましてね。ある意味で驚かされました。属性過多だなあとか思いつつも、まあクリア。
そこそこ練られているように感じるようなストーリー展開でしたがまあなくはないかな、みたいな。
ある意味このルートが最も有効に時計を使用している感じ。
最後、詩乃ルート。
他の3人の時にはまあ事情もありそこまで掘り下げられることも無くフェードアウトしていったそんなヒロインだったのに。
本編入ったら見違えた。これはやばい。
なぜ最後の最後で突き落としやがると思ったユーザーはきっとわたしだけではない(はず)
何なんだろうね、未喜ルートとかおまけ感が凄いんですが(私の考証が足りないのか)
いや、うん。すごい。
全体考証としては、時計の設定が結構雑。
未来は変えられないという前提条件の下、いったいなにがどうなったら未来は変わったと定義できるのかが非常に曖昧。
結果にいたる過程は変われども、その結果自体は変わらないというもの。
劇中で主人公たちも考察していたがその辺りをなんとなくなぁなぁで濁していたような気がするのは感じました。
例えば、死ぬという結果は変わらないという前提で言うならばその死ぬまでの時間というのは変えうるものではないのか、とか。期間に対する拘束なのか、場所に対する拘束なのかといった考証が若干足りないような気がしました。
キャラクターについて。
未喜かわいいようん。
登場初期は容姿に反して性格が幼い感じが凄かった。
藍里はなかなか。
口下手・・・というより寡黙な彼女は変わりませんね。
ゆめは意外とまともだった。
アホの子的な何かかと思っていたら意外としっかりしていたことがルート中に発覚。
こういうのがあるから初見は参考にならない。
詩乃は普通の少女ですね。
普通だからこそ、ああなる。っていうのが一番如実に現れたそんな人物。
サブキャラはキャラが立つ、というわけでないのに印象強い。ゲテモノぞろい。
キーキャラの漣との出会い話を一番最後に持ってくるのは違うんじゃないかなぁ・・・。あれじゃあ結局メインヒロインは漣っていう誤解を与えかねないような気がする。蛇足。
システム面について。
詩乃ENDからのTRUE(詩乃)に向かう過程での描写ギミックは好き。ああいうのがいいと思う。
(ただ全部やらなくてもいいような気もしないでもないが)
コンフィグとしては選択肢スキップあります(初期状態未設定?)
あと最近(?)の傾向として通常時と回想時のウィンドウ濃度がそれぞれ変えられる奴ついてます。
あとは普通。
総評
購入動機は秋空もみぢ先生の作画だったから。
ストーリーへの不満は微妙にあれど、まあまあいい作品だと思う。
傑作にはなり損ねてしまった感じはあるが、良作ではあるのかな。
好みは分かれると思います。たぶん。
紹介
WhiteAlbum2の舞台ともなったフランスのストラスブールはいいとこです。
丸一日たっぷりと届かない恋とかをヘッドホンで聴きながら街中を歩いて回りました。
残念だったのは、治安上の懸念で駅がライトアップされる時間まで要られなかったこと・・・夜8時まで居たんですが。
それと、時期が冬ではなかったことですかね。クリスマスツリーも当然なかったし。
いずれリベンジしたいと思います。
さて今日はあかべぇ3から。
ゲームデータ
タイトル:できない私が、くり返す。
発売元:あかべぇそふと3
発売日:2014/08/29
ヒロイン:4
END:6
CG:98
MUSIC:26
SCENE:18
属性:時間遡行(ただしSFではない)・病み描写・シリアス・3P
インストール容量:2.90GB
備考:なし
ストーリー
大崎陸は旅人であった。
各地を渡り歩き、行く先々で見つける困っている人達を助ける『人助け』を生業とする。
その手に『時間遡行は出来るが未来は変えられない』時計を持って。
そんな彼が、ある街にやってきたところからこの物語は始まる。
街に着いた彼を出迎えたのは・・・リンゴだった。
詩乃

未喜

ゆめ

藍里

漣

感想
うん、まあ。別にリンゴゲームじゃないんですけれど。ちょっと意味深な書き方してみました。
まあそんな話です。ヒロインたちと主人公が交友を重ねていくといずれ時間遡行をする機会が訪れるという展開。
タイトルの『私』とは誰なのか。主人公なのか。私と書くことで性別固定を防いだのかもしれない。
サブタイを翻訳すると、わたしはあなたのために何度も何度もくり返すとなるから、明確なあなたという対象が現れる。
それは果たしてメインヒロインの詩乃なのか。
それとも嘗ての想い人、漣なのか。
うーん。
ストーリーについて。
初めに言っておくと、ヒロインが死ぬゲームを私は肯定しません。
そんなことになるくらいだったらご都合主義でも何でもいいからハッピーエンドになればいいのに、と思う程度には自分が歪んでいるとは思っております。それを前提に。
最初。未喜ルート。
いや、もう見るからに管理人が好きそうな容姿してるじゃないですかやだー。ということで始めたんですが、まあ普通。
ちょっとシスコンなお兄ちゃんと戦うお話です。うん、普通。
次、藍里ルート。
これまた好きそうな容姿!(節操なし)
とぼけた一面の目立つ藍里がスポーツに真剣に取り組むスポ根展開。
ああ、何か燃えるなぁ・・・。ライバルキャラはヒロインじゃないのか・・・、なんて考えてました。
次、ゆめルート。
ある意味誤算だったのはこのルート。
ゆめ自体には(他の三人と比べると)あまり期待はしていなかったのですが、とんでもないダークホースがこのルートには潜んでいましてね。ある意味で驚かされました。属性過多だなあとか思いつつも、まあクリア。
そこそこ練られているように感じるようなストーリー展開でしたがまあなくはないかな、みたいな。
ある意味このルートが最も有効に時計を使用している感じ。
最後、詩乃ルート。
他の3人の時にはまあ事情もありそこまで掘り下げられることも無くフェードアウトしていったそんなヒロインだったのに。
本編入ったら見違えた。これはやばい。
なぜ最後の最後で突き落としやがると思ったユーザーはきっとわたしだけではない(はず)
何なんだろうね、未喜ルートとかおまけ感が凄いんですが(私の考証が足りないのか)
いや、うん。すごい。
全体考証としては、時計の設定が結構雑。
未来は変えられないという前提条件の下、いったいなにがどうなったら未来は変わったと定義できるのかが非常に曖昧。
結果にいたる過程は変われども、その結果自体は変わらないというもの。
劇中で主人公たちも考察していたがその辺りをなんとなくなぁなぁで濁していたような気がするのは感じました。
例えば、死ぬという結果は変わらないという前提で言うならばその死ぬまでの時間というのは変えうるものではないのか、とか。期間に対する拘束なのか、場所に対する拘束なのかといった考証が若干足りないような気がしました。
キャラクターについて。
未喜かわいいようん。
登場初期は容姿に反して性格が幼い感じが凄かった。
藍里はなかなか。
口下手・・・というより寡黙な彼女は変わりませんね。
ゆめは意外とまともだった。
アホの子的な何かかと思っていたら意外としっかりしていたことがルート中に発覚。
こういうのがあるから初見は参考にならない。
詩乃は普通の少女ですね。
普通だからこそ、ああなる。っていうのが一番如実に現れたそんな人物。
サブキャラはキャラが立つ、というわけでないのに印象強い。ゲテモノぞろい。
キーキャラの漣との出会い話を一番最後に持ってくるのは違うんじゃないかなぁ・・・。あれじゃあ結局メインヒロインは漣っていう誤解を与えかねないような気がする。蛇足。
システム面について。
詩乃ENDからのTRUE(詩乃)に向かう過程での描写ギミックは好き。ああいうのがいいと思う。
(ただ全部やらなくてもいいような気もしないでもないが)
コンフィグとしては選択肢スキップあります(初期状態未設定?)
あと最近(?)の傾向として通常時と回想時のウィンドウ濃度がそれぞれ変えられる奴ついてます。
あとは普通。
総評
購入動機は秋空もみぢ先生の作画だったから。
ストーリーへの不満は微妙にあれど、まあまあいい作品だと思う。
傑作にはなり損ねてしまった感じはあるが、良作ではあるのかな。
好みは分かれると思います。たぶん。
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