ここから夏のイノセンス!
12月はエロゲの発売日が早いんですよねぇ・・・忘れてました。
来週末には発売するのがあるとか(汗
嬉しい反面いろいろとキツい感じが。
さて、今日の紹介はクロシェットです。
ゲームデータ
タイトル:ここから夏のイノセンス!
発売元:クロシェット
発売日:2015/11/27
ヒロイン:4+2
END:4(+2)
CG:80
MUSIC:31
SCENE:23
属性:田舎モノ・オーバーテクノロジー
インストール容量:4.11GB
備考:修正パッチ
ストーリー
未来人・千種由嗣は突然田舎の村に飛ばされてしまった。
そこは、彼のいた世界から100年ほど前の世界。
彼と同郷の者たちの時間遡行に偶然にもついてきてしまったのだ。
取り敢えず人里に下りようとした彼の前に輝く一点の光が。
光――蛍の光に導かれるようにして、彼は一人の少女と出会う。
少女、初姫いろはに案内されて彼は田舎村・晶生村へと足を踏み入れることになるのだった。
幸運にも村への滞在を認められた由嗣は、先に訪れた未来人である蛍塚アリカ・ユノ姉妹のプロムナードを手伝う事になる。
晶生村、そこには彼が求めていた、過去時代の生活があった―――。
蛍塚アリカ

蛍塚ユノ

初姫いろは

久万里寿

感想
クロシェットからです。こんな寒い時期に夏舞台のゲームを出してくるとは恐るべし・・・。
いつものデザインと違う!と少し躊躇しましたが・・・。
ストーリーについて。
筋道だったシナリオだったと思います。とでも言おうか。
個別パートにおける雰囲気が明らかに別々な辺りがなんとも。まあヒロインが違うのだからある程度はそういう感じなのだろうと思います。
ネタ文を突っ込んでみたりとか。
裏設定があるせいか、未来人ヒロイン二人のEDの方向性が似通っていたのはある種仕方が無いとしてもその設定の根底に対するアプローチの掛け方が違っていて面白いと思いました。
最大の裏目的が「出生率の低い未来を変えるため」というものであるためまあなんやかんやするわけですが。
この目的である辺りがまさにエロゲらしさと言えば良いのかな。
キャラクターについて。
初見のイメージではいろはがメインな感じを匂わせていたのでアリカから攻略しましたが。
明らかに攻略順番をミスしてしまった気がしてなりませんね。
最初に攻略しておいてなんなんですが、やっぱりイチオシヒロインは蛍塚アリカですね。
未来においても類稀な優秀さを持ち、その力をもってして今回の過去渡航に選ばれたわけでありますが。過去に来ると意外とポンコツになるというオーソドックスな設定ヒロインです。
未来における出生手段が現代とは大きく異なっているため、性交渉なるものが全く行われない世界の価値観を持っています。
それだけに、その価値観をぶっ壊した時のイチャイチャぶりがなかなかのもの。
また、性的倫理に恥じらいを覚えない(ただの知識として保持しているため)に、他のルートにおいても「セックスを拝見したい」とかのたまったりします。アリカ、恐ろしい子・・・。
個人的に一番よかったのはエロシーンでの主人公への2人称呼び。
往々にして多くのゲームでは互いに名前呼びだったりするわけですが、それだけにこの2人称「あなた」は衝撃的でしたね。
夫婦かよ、夫婦!
そういう、およそ恋人同士とかいうレベルを少し逸脱していくルートなのがまた面白いところだと思います。
次点で評価したいのは久万里寿。
過去の世界に着いた未来人たちが、その世界観や風俗感に感動や羨望を向ける中で彼女はこの現在環境から抜け出したいと考えているヒロインです。
家のしきたりであったり、閉塞した村環境がどうやら彼女の肌には合っていないと思っているようで。しきりに主人公たちの未来に夢を抱いています。
未来人でありながら、過去の世界にしか興味が無く落ちこぼれと呼ばれていた主人公と正対する存在のヒロインです。
その、男受けしそうな体型にコンプレックスを抱いており、未来人には性欲が無いという情報を聞いたときの彼女の未来への羨望度は明らかに高まっていたと思います。このせいで由嗣は後々苦労する事になるわけですが。
未来から来たヒロインがその世界に留まるという結末はよくある展開ですが、まさか逆に・・・とは。
イチオシな部分は、なんだかんだ性的知識が豊富であるところでしょうか。
彼女のルートでエロエロする時にも随分と発揮していますが、それ以外のルートでは性知識に乏しい未来人にそれをレクチャーする事になったり。
そういうものを一番嫌がっていながらこの世界における性の伝道師であるという(笑)
で、最初に勘違いしたメインヒロインの初姫いろは。
どこをどう振舞っても共通部分はただの妹だったんですよ。
その辺りの妹より妹妹してる感じの。性的要素皆無。エロゲにおける妹の存在は最近では特にヒロインとして扱われる事が増えたために、ある程度初めからそういった部分を押し出して来る傾向にあります。初めから好感度マックスみたいな。
ところが彼女の場合、精神年齢が凄く幼く見せているためか、共通部分において全く対象ヒロインである感じがしませんでした。
結果的に彼女のルートで敢えてそういう風に振舞っていたきらいがあるような描写があったためなんとなく納得はしましたが、なんだろうなぁ・・・。真の妹ではないかと。
妹持ちの兄が、妹に欲情するわけねえだろ!という意味がなんとなくわかるようなヒロインでした。
天真爛漫。
はてさて、最後の彼女も同じ妹存在ではありますが。
蛍塚ユノ。姉のアリカとは異母妹という関係性である彼女は、主人公の所謂悪友ポジションにあたります。
正道を突き進む姉と違って、ちょっとひねくれてるところがありますね。
彼女のルートはネタが豊富で、主人公との関係性が割りとゆるっとしてる所がいい。
ルート全般を通して、姉の存在が大きいルートだと思います。
アリカルートは独立している感じがしますが、姉無しにはユノルートは語れないということなのでしょう。
主人公と同じく、古典系に目がない彼女は、近しい趣味を持っていると言う点で引き合います。
年齢としては一つ下と言う事になるのでしょうが、そういったところは余り感じさせない。
あくまでアリカの妹であって、彼の妹ではないというスタンスがしっかり魅せられていてよいと思います。
絶対人気出そう。
私が一番好きなのは、アリカでしたというお話。
トータルで何が凄いって、公式において「純朴ヒロインを染め上げる」ことを軸に据えたなかでまさか最も純朴だったのは田舎の少女達ではなく未来人だったというのが(笑)
システム面について。
コンフィグは1ページに凝集されていますね。
エロエロ機能系は搭載されてないです。
テキスト関連では、シーンスキップが搭載されています。選択肢スキップではなく、ワンシーンごとに進めてくれるやつです。
ルート分岐まで持っていくのが面倒なので出来れば両方装備して欲しいとは思いますが、ないよりはマシです。
なにより、こんなにシーン数あったのかとあとから感心させられることに。
全体的に必要分はある感じ。
コンフィグからだけではなく、メニューバーからの詳細設定も可能な辺りがまた。
ジェスチャー系機能は一切無いです。
総評
バランスのよい今作。さすがのクロシェットです。
学園要素はありますが、それがメインではないところがオススメポイント。
溢れ出る学園モノに飽きたときにでもやるといいかもしれませんね。
もちろん、普通にやっても十分楽しいと思いますが。
紹介
来週末には発売するのがあるとか(汗
嬉しい反面いろいろとキツい感じが。
さて、今日の紹介はクロシェットです。
ゲームデータ
タイトル:ここから夏のイノセンス!
発売元:クロシェット
発売日:2015/11/27
ヒロイン:4+2
END:4(+2)
CG:80
MUSIC:31
SCENE:23
属性:田舎モノ・オーバーテクノロジー
インストール容量:4.11GB
備考:修正パッチ
ストーリー
未来人・千種由嗣は突然田舎の村に飛ばされてしまった。
そこは、彼のいた世界から100年ほど前の世界。
彼と同郷の者たちの時間遡行に偶然にもついてきてしまったのだ。
取り敢えず人里に下りようとした彼の前に輝く一点の光が。
光――蛍の光に導かれるようにして、彼は一人の少女と出会う。
少女、初姫いろはに案内されて彼は田舎村・晶生村へと足を踏み入れることになるのだった。
幸運にも村への滞在を認められた由嗣は、先に訪れた未来人である蛍塚アリカ・ユノ姉妹のプロムナードを手伝う事になる。
晶生村、そこには彼が求めていた、過去時代の生活があった―――。
蛍塚アリカ

蛍塚ユノ

初姫いろは

久万里寿

感想
クロシェットからです。こんな寒い時期に夏舞台のゲームを出してくるとは恐るべし・・・。
いつものデザインと違う!と少し躊躇しましたが・・・。
ストーリーについて。
筋道だったシナリオだったと思います。とでも言おうか。
個別パートにおける雰囲気が明らかに別々な辺りがなんとも。まあヒロインが違うのだからある程度はそういう感じなのだろうと思います。
ネタ文を突っ込んでみたりとか。
裏設定があるせいか、未来人ヒロイン二人のEDの方向性が似通っていたのはある種仕方が無いとしてもその設定の根底に対するアプローチの掛け方が違っていて面白いと思いました。
最大の裏目的が「出生率の低い未来を変えるため」というものであるためまあなんやかんやするわけですが。
この目的である辺りがまさにエロゲらしさと言えば良いのかな。
キャラクターについて。
初見のイメージではいろはがメインな感じを匂わせていたのでアリカから攻略しましたが。
明らかに攻略順番をミスしてしまった気がしてなりませんね。
最初に攻略しておいてなんなんですが、やっぱりイチオシヒロインは蛍塚アリカですね。
未来においても類稀な優秀さを持ち、その力をもってして今回の過去渡航に選ばれたわけでありますが。過去に来ると意外とポンコツになるというオーソドックスな設定ヒロインです。
未来における出生手段が現代とは大きく異なっているため、性交渉なるものが全く行われない世界の価値観を持っています。
それだけに、その価値観をぶっ壊した時のイチャイチャぶりがなかなかのもの。
また、性的倫理に恥じらいを覚えない(ただの知識として保持しているため)に、他のルートにおいても「セックスを拝見したい」とかのたまったりします。アリカ、恐ろしい子・・・。
個人的に一番よかったのはエロシーンでの主人公への2人称呼び。
往々にして多くのゲームでは互いに名前呼びだったりするわけですが、それだけにこの2人称「あなた」は衝撃的でしたね。
夫婦かよ、夫婦!
そういう、およそ恋人同士とかいうレベルを少し逸脱していくルートなのがまた面白いところだと思います。
次点で評価したいのは久万里寿。
過去の世界に着いた未来人たちが、その世界観や風俗感に感動や羨望を向ける中で彼女はこの現在環境から抜け出したいと考えているヒロインです。
家のしきたりであったり、閉塞した村環境がどうやら彼女の肌には合っていないと思っているようで。しきりに主人公たちの未来に夢を抱いています。
未来人でありながら、過去の世界にしか興味が無く落ちこぼれと呼ばれていた主人公と正対する存在のヒロインです。
その、男受けしそうな体型にコンプレックスを抱いており、未来人には性欲が無いという情報を聞いたときの彼女の未来への羨望度は明らかに高まっていたと思います。このせいで由嗣は後々苦労する事になるわけですが。
未来から来たヒロインがその世界に留まるという結末はよくある展開ですが、まさか逆に・・・とは。
イチオシな部分は、なんだかんだ性的知識が豊富であるところでしょうか。
彼女のルートでエロエロする時にも随分と発揮していますが、それ以外のルートでは性知識に乏しい未来人にそれをレクチャーする事になったり。
そういうものを一番嫌がっていながらこの世界における性の伝道師であるという(笑)
で、最初に勘違いしたメインヒロインの初姫いろは。
どこをどう振舞っても共通部分はただの妹だったんですよ。
その辺りの妹より妹妹してる感じの。性的要素皆無。エロゲにおける妹の存在は最近では特にヒロインとして扱われる事が増えたために、ある程度初めからそういった部分を押し出して来る傾向にあります。初めから好感度マックスみたいな。
ところが彼女の場合、精神年齢が凄く幼く見せているためか、共通部分において全く対象ヒロインである感じがしませんでした。
結果的に彼女のルートで敢えてそういう風に振舞っていたきらいがあるような描写があったためなんとなく納得はしましたが、なんだろうなぁ・・・。真の妹ではないかと。
妹持ちの兄が、妹に欲情するわけねえだろ!という意味がなんとなくわかるようなヒロインでした。
天真爛漫。
はてさて、最後の彼女も同じ妹存在ではありますが。
蛍塚ユノ。姉のアリカとは異母妹という関係性である彼女は、主人公の所謂悪友ポジションにあたります。
正道を突き進む姉と違って、ちょっとひねくれてるところがありますね。
彼女のルートはネタが豊富で、主人公との関係性が割りとゆるっとしてる所がいい。
ルート全般を通して、姉の存在が大きいルートだと思います。
アリカルートは独立している感じがしますが、姉無しにはユノルートは語れないということなのでしょう。
主人公と同じく、古典系に目がない彼女は、近しい趣味を持っていると言う点で引き合います。
年齢としては一つ下と言う事になるのでしょうが、そういったところは余り感じさせない。
あくまでアリカの妹であって、彼の妹ではないというスタンスがしっかり魅せられていてよいと思います。
絶対人気出そう。
私が一番好きなのは、アリカでしたというお話。
トータルで何が凄いって、公式において「純朴ヒロインを染め上げる」ことを軸に据えたなかでまさか最も純朴だったのは田舎の少女達ではなく未来人だったというのが(笑)
システム面について。
コンフィグは1ページに凝集されていますね。
エロエロ機能系は搭載されてないです。
テキスト関連では、シーンスキップが搭載されています。選択肢スキップではなく、ワンシーンごとに進めてくれるやつです。
ルート分岐まで持っていくのが面倒なので出来れば両方装備して欲しいとは思いますが、ないよりはマシです。
なにより、こんなにシーン数あったのかとあとから感心させられることに。
全体的に必要分はある感じ。
コンフィグからだけではなく、メニューバーからの詳細設定も可能な辺りがまた。
ジェスチャー系機能は一切無いです。
総評
バランスのよい今作。さすがのクロシェットです。
学園要素はありますが、それがメインではないところがオススメポイント。
溢れ出る学園モノに飽きたときにでもやるといいかもしれませんね。
もちろん、普通にやっても十分楽しいと思いますが。
紹介
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